ジョジョのアニメ、ちょくちょく観ています。
が、なにか微妙に違和感を感じることもある。
作品そのものについてじゃなく、妙に「サクサク進む」感があるというか。
どうやらドラゴンボールをはじめとする
ジャンプアニメ時空に慣らされてしまっていたらしい(笑)。

引っ張ってたからねー、当時は(笑)。
あらすじ5分、一つのシーンをものすごい時間をかけて演出
(「はああああああっっ……!」って気をためるところとか。地球が何回どれだけ震えたか(笑))、
場合によっては無理矢理オリジナルエピソードで1話作って時間を稼ぐとか、
そりゃあ引き延ばしにものすごい努力を感じていましたよ(笑)。

でも揶揄はされても「仕方ないよな」と納得もされていたとも思う。 なんせどうやったって連載に追いついちゃうからな(苦笑い)。
はっきりとは覚えていないけど、
たぶん毎回ジャンプ連載一ヶ月分くらいしかストックがなかったんじゃなかろうか。
鳥山先生は原稿落とすことも休載もなかったからそれでもなんとかなったけど、
そういう事態になってたら、いったいどうなっていたか。

余談ですが、以前とある女子と偶然この話題になったところ、
「あ、そういう理由であんなに引っ張ってたんだ」と長年の疑問が解けたみたいな顔をされて、
こっちが驚いたことがありました(笑)。
なんでも彼女はドラゴンボール、アニメしか観てなかったそうで、
なるほど、それじゃ知らないこともありえるかと納得もしましたが、
やはり自分たちにとっての常識が、
誰にとっても常識ではないんだなとあらためて実感した経験でもありましたよ。


で、どうやらジャンプ漫画に関してぼくはそっちがデフォの感覚になっているらしく、
ジョジョの進みの早さに微妙な違和感を覚えているというわけです(笑)。
こっちの方が正しくて健全なんだがなー(笑)。

でも昨今はそのあたりは、作る方もうまいこと改善していってて感心してるんですよ。
アニメ、特に深夜アニメが1クールごとに改編されるようになってるのを利用してか、
「黒子のバスケ」は連載が2クール分たまったらあらためて再開という制作方法のようで、
これなら間は開くけど無理な演出はしないで済むものな。
黒バスほどの人気がないと難しい手法かもしれないけど、
でも当時を覚えてる人間としては「お見事」とサムズアップしたい気分なんです(笑)。