セーラームーンの新作がそろそろ始まるということで、
声優さんとかいろいろ発表になっていますが、
ちょっとしたことからネフちゃんとなるちゃんの悲恋が好きな人が思いのほか多いことがわかって、
ちょっと喜んでおります(笑)。

セーラームーン一期の一つのエピソード、うさぎの親友・大阪なるちゃんが、
セーラー戦士の正体を探るために正体を隠して人間界にやってきた
敵幹部のネフライトに恋をして、最初は非情だったネフライトも彼女の想いにほだされてゆき、
最後には組織を裏切り、彼女を守るために殺されてしまうという
、ありがちといえばありがちだけど、それだけに素直に観られれば心に響く挿話。
エピソードと書いたように、さほど本編に深く関わる話ではないんだけど、
それだけに返ってその部分だけが抽出されて印象に残ってるんですよね。

正体を隠し、自分の目的のためになるちゃんをだましていたこと。
食べたこともないチョコパフェを好きかと訊かれ、好きだと答えたこと。
そしてそれを一緒に食べに行こうという約束を破ったこと。
どれも全部嘘なのに全然違う、
そのことを当時の小さなお友達にそこはかとなく伝えたお話だったかもしれない。
大きなお友達は、ただ涙しながら観ていただけだろうが。
自分も含めて(笑)。

当時、セーラームーンの同人誌やアンソロジー本もたくさん作られていたけど、
この二人の話を作る人も結構いた。

なるちゃんはその後、三期だったか四期だったか忘れたけど、
同級生の海野ぐりおとくっついて、
ぼくとしてもネフライトとのことは乗り越えられたようでよかったと思いつつ、
同時に少し複雑な気分にもなったもんです(照)。
もっともネフちゃんだったら
「最初から最後まで彼女に嘘をつきつづけ、
しかも先に死んでしまった私に何を言う資格もなかろう。
それにたとえ生き残っていたとしても私に彼女を幸せに出来る力があるはずもない。
これでいいのだ」
と、森功至ボイスで渋くカッコよく言うだろうと思うし(笑)、
その言にうなずけるところも残念ながらあるので、
ぼくもなるちゃんの幸福を祈りつつ、天上のネフライトに向けて杯を掲げたい、
そんな気分でもありました。
……どーもセーラームーンというか幾原監督は、
こういうケレン味たっぷりのベタな演出が多いから(ウテナといいアレがいいんだけど(笑))、
自分もこういう表現になってしまうな。
似合わないのに(苦笑い)。
いや幾原監督は一期の時はシリーズディレクターじゃないそうだけど、なんとなく(苦笑い)。

それになるちゃんはともかく、ネフちゃんの方は恋心というより、
なるちゃんの純粋さにねじ曲がっていた心を正してもらった、そのことへの感謝や、
それに類する恋愛とは少し違う愛情の方が強かったようにも見えた。
だからこの結果がネフちゃんにとっても一番望ましかったかもしれないな。
そういった意味では真っ当なオトナだったからね、ネフちゃん(笑)。
JCとどうこうなるとは、普通に考えなかっただろう、きっと(笑)。


余談としては、まさかぐりおがあんな重要というかおいしい役どころになるとは、
それこそネフちゃんが出てた頃は思いもしなかったよ(笑)。
うさぎに一方的に片想いする、
サエないモテないにぎやかしのコミカルキャラでしかなかったからな。
人間長生き(?)してりゃイイコトもあるね(笑)。
それに一途さではもしかしたら作中で一、二を争うほどで、
そういった意味ではもしかしたらなるちゃんが一番幸福になれたかもしれないものな。

あと四天王の内、キャラとしてはゾイサイトが一番だったなとは思う(笑)。
さすがぐりおと中の人が同じ(笑)。
そしてゾイサイト最愛のクンツァイトさまは、
美少年キラー、ジャック・バルバロッサ・バンコランと中の人が同じ(笑)。
当時はそこまで考えてなかったんだけど、
放送局は違えど「ぼくパタリロ!」も土曜19時台だったこともあわせれば、
狙っているとしか思えんな(笑)。

しかし不憫キャラで小野坂昌ヤングボイスのジェダイトといい、
ラスボスは潘恵子さんといい、
敵側のインパクトが強すぎるな(笑)。


……そういえば浦和くんはどうした?(笑)
作中、最もカミソリが送られて来そうなキャラNo.1だったと思うが(笑)。
いや悪いヤツではないから
どこかモゴモゴした感情を持ちながらも受け入れていたかもしれないが。
ええ、ぼくも水の人が一番好きでしたが、何か?(笑)