V・ファーレン長崎の佐藤由紀彦…俺たちの由紀彦がついに引退かあ!
1999年からFC東京のサポーターを始めた身としては、
由紀はやはり思い入れがあるよ。
「キング・オブ・トーキョー」アマラオと並んで「東京の貴公子」と言う人もあった由紀。
当時の「キャプテン翼」ではFC東京に加入した三杉くんの背番号が
由紀の「14」を逆さにした「41」で、ポジションも右サイドだったことからも
その印象の強かったことが知れる。
ナオ(石川)を「飛ぶように」と形容するなら、
由紀が右サイドを駆け上がる様は「鋭角に切り裂く」というイメージだった。
由紀が怪我をしてナオがレンタルでやってきたとき、
個人的には由紀を右サイド、ナオを左サイドで使い、
双翼の刃で敵陣を覆うように切り裂いてゆく姿を想像したよ。
それは2002年のベガルタ仙台戦でほんのちょっとだけ見られたのを覚えている。
結局その姿はそれっきりの幻だったけど…

それから先は、どこへ行っても気にかけていた。
長崎で今までにない環境と役割でサッカーマンとして生きている話もなにかで読んだ。
引退は、どんな選手にも必ずやってくることではあるけど、
あの頃の東京の中心選手の中で生き残ってきた由紀がとなると、
感慨の深さはどうしようもないなあ…

小平は、もしかしたら由紀はほとんど思い出はないかもしれないけど、ぜひ来てほしい。
もちろん味スタにも。
そしてまたいつか、なにがしかの形で、東京で、一緒に戦おう。

お疲れ様でした、ユキ!