ちょっと前、たまに聴いてるFM江戸川のラジオ番組で
「大英博物館展」のチケットプレゼントがやっていて、
ちょっと欲しくてメールしたら当選しまして(照)。
やはりローカル番組だと、こういうのは当たりやすいのかもしれん。
で、開催まで少し間があったため行きそびれていて、ようやく行ってきました(照)。


http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_history100.html
上野の東京都美術館に、大英博物館から100点を運んできての展示。
本物の大英博物館は質量ともにとても一日では回りきれない豊富さだそうで、
ぜひ一度行ってみたいんだけどね。
それでも100点だから、じっくり見て回っても2時間ちょっとで済みました。


古代エジプトの棺や、200万年前の礫石器や、
アッシリアやササン朝ペルシアやアメリカ先住民やアステカ文明やカナダ先住民や、
とにかくごった煮(笑)。
ブリティッシュミュージアム自体が
「世界中からの略奪品を集積した国家盗賊団の宝物庫」という面もあるから
その辺の是非は仕方ないけど、
それでも一カ所に行けばこれだけのものが観られるというのは、
やはり一つの世界史の精果とも言えるんだろう。


大英博物館一番の目玉、ロゼッタストーンは来てるかなーと思ったけどさすがに無理だった。
本物は。レプリカが来ていたけど(苦笑い)。
レプリカだったら別に…というところもあるかもだけど、
たとえレプリカであってもというほどの「大英博物館のスター」が
ロゼッタストーンということなんだろうな。
どんなに他の選手がすごくても、来日したバルセロナにメッシがいないような(笑)。
いや、メッシのニセモノやそっくりさんが来ても意味ないんだけど、この場合は(苦笑い)。


そんな中で個人的にどうしても一番反応してしまうのは、中国関係のものだなと(苦笑い)。
紀元前2500年頃のヒスイで作られた玉琮ってのもすごかった。
今から4000年以上前に作られたものなのに、とんでもない滑らかさと精巧さで、
日本で言えば縄文土器作ってた時代のものなんだから、
中国の奥深さはちょっと想像がつかないよ。


今はパチモンとか海賊版とか「安かろうまずかろう」とかそういうのばっかりを揶揄されてるけど、
こういう文化力を知ってる身としては、今は中国史の中でも異様な時代だとよくわかる。
バカにして笑ってる人は、
そのうち笑ってる顎がはずれて閉まらない事態にならないように気をつけないとね。


中国でも文化が低迷した元王朝の時代があって、
あれはモンゴルに支配された異様な時代だったわけだけど、
今の中国も清末のヨーロッパ進出期からの異様な時代がまだ続いているわけだ。
元の時代は90年程度で終わったが、
あれよりさらに圧倒的な「侵略」だから、
消化して昇華するには、まだ数百年はかかるかもしれない。
そんな先のことをというかもしれないが、
それこそ歴史的に見れば数百年なんてあっという間だし、過ぎてしまえば無いも同じさね。


紀元前900年~800年頃の商・周時代になると、
多少知識があってなじみがでてくるから安心感があるね(笑)。
展示してあったのは青銅式の祭器だったが、
「文王、武王、周公旦の頃のものかー」なんてね(笑)。


あと明の紙幣もよかったなー。
大英博物館の展示物は今も増えているようで、
それは昔のものだけでなく今のものも当然のようにあるみたい。
今回もサッカーユニフォームのコピー商品っていうのもあり、そしてクレジットカードもあった。
UAEのものだったからちょっと珍しかったかも。
これも金融革命の一つで、これからはさらに電子マネーも一般化していくんだろう。
貨幣から紙幣に移行していくのに努力してたのは、
今の電子マネーへの移行に力を注いでいるのとまったく同じだったんだろうな。


あと「乾隆帝の詩を刻んだ璧」というのもあった。
璧というのは宝石みたいなもので、「完璧」の璧はこれのこと。
古代中国で、軍事力に物を言わせて国宝級の璧を奪われそうになった国の宰相が、
必死の知恵と決死の胆力で守り通した
「璧を完(まっと)うして帰る」という故事に由来するってのは有名な話。


今回の乾隆帝の壁はそのときの璧じゃないけど、きれいなもので、
刻まれていた文字もとてもきれいだった。
いくら皇帝とはいえ紀元前1200年頃の璧に詩を刻み込むなんて、
今だったらたとえ書記長だろうと大統領だろうとできないだろうけど(苦笑い)。
乾隆帝は18世紀の人で、当時でも3000年前のシロモノですけども(苦笑い)。


もう一枚チケットはあるから、あと一回行ってこよう(笑)。
今度はやっぱり中国系の展示物を見に行きたいなー。