ミヤ(宮沢)といいFC東京でプロデビューした頃をおぼえてる選手がまた引退かあ…
そう言った意味でも寂しい(泣)。


阿部ちゃんは強豪校出身ではなく、自分の意志でプロにまで登り詰めた選手なんですよね。
当時FC東京の監督だった原博実さんは、
たしか「阿部は5mダッシュだったら日本一速い」と言っていた気がする。
5mなんてたいしたことないと思うかもしれないけど、
サッカーのFWというポジションではすごい武器になる。
もちろん駆け引きや決定力もあってのことだけど。
そして阿部ちゃんは、決定力があるかないか微妙なところはあった。
おそらくどのチームにも一人はいるであろう、
時々とんでもなく難しいシュートを決めるのに、
誰でも決められるような簡単なシュートをはずすというタイプ(苦笑い)。
「ジャイキリ」で言えば夏木だな(笑)。


ほんとにねー、時々とんでもないシュート決めるんですよ。
代表的なのがコレだな。



どこのワールドクラスの選手ですかってゴールで、
当時結構話題になったけど、それでどうして簡単なシュートをはずすのかっていう(苦笑い)。
でもおそらく得点王になったり、
代表のエースストライカーになるような選手は、
むしろそういうシュートを確実に決める力が高いんだろうなと。

ただ阿部ちゃんはそういうところを愛されていたというのもあるけれど(笑)。
チーム内でもいじられ役だったようだし、サポーターの中でも似たような扱いだった気がする。
顔がデカいというか頭がデカいというのもよく言われていたし、どこか天然でもあったようだ(笑)。

阿部ちゃんの阿部ちゃん的なところが出ていた気がする試合もあった。
天皇杯で地域リーグのバンディオンセ神戸とのゲームで、
試合的には7-0で圧勝だったんですが、
なぜかそのとき先発していた阿部ちゃんはFWなのに一点も取れなかった(笑)。
中にはキーパーと一対一になりながら、
シュートをキーパーの顔面にブチ当てて得点ならずというシーンまであったからな(笑)。


そんな阿部ちゃんだったから東京から湘南へ移籍したときは寂しかった。
だけど湘南の試合を観に行ったとき、
チャントが東京と同じもので(少し節は違ったけど)、そのことがなんかうれしかったね。


その後も阿部ちゃんはいろんなクラブへ移籍していったけど、常に気にはしていたんだ。
なんとなくもうちょっとやるようなイメージはあったんだけどね…


とにかく阿部ちゃん、おつかれさまでした。
故郷に戻ってサッカーに関わる仕事に就くようだけど、縁があったらまた東京に来てくれ。
もう一度、阿部ちゃんのチャントを歌う機会も欲しいからね。