八神くん1巻表紙
同じ区内だけどちょっと離れた場所にある図書館に久しぶりに行ってみたら
「八神くんの家庭の事情」が全巻置いてあったのでビックリして喜んで借りてきてしまった(笑)。


「八神くんの家庭の事情」とは!
約30年前(1巻の奥付見たら28年前だった(笑))、
今は亡き「増刊サンデー」に連載していた、楠桂さんのコメディー(ギャグ?)漫画なのだ!
楠さんというとホラーのイメージが強いような気もするけど、
これは完全にコメディーで、でもテーマは意外ときわどい。
とても若く見える実母を愛してしまった(欲情込み(笑))高校生(男子校)が主人公で、
主人公に恋する一途な女子高生(女子校)や、
主人公の母親に横恋慕する教師や、
主人公の父親を愛するOLや、
主人公に横恋慕する母親そっくりの外見を持つ下級生(男子)や、
お調子者のクラスメートたちが絡みに絡んで毎回大騒ぎをするというお話。


最近だと近親相姦ネタもそう珍しくはないけど(それはそれでどうだ(苦笑い))、
当時だとまだけっこう画期的というか冒険的だったんじゃないかなあ。
ヤバいところはギャグにしてはぐらかしてぼかしてるが、
女性作家さん特有の毒や下ネタはちょいちょい効いててそこがまた楽しい(笑)。


増刊サンデーだっただけにそこまでメジャーだったわけじゃないけど、
でもファンはかなり多かったと思う。
OVAにもなったしね(笑)。
今だったら絶対1クール深夜アニメになってたはず(笑)。
OVAのキャストも覚えてるけど、主人公の八神くんが矢尾一樹さんで、
若くてかわいくて10代半ばにしか見えないお母さんである実質ヒロインの野美さんが故・本多知恵子さんという、
ある意味鉄壁の布陣(笑)。
今なら小野大輔さんが八神くんで、野美さんが花澤香菜さんかなあ。


ちなみに聞き慣れないであろう「増刊」サンデー(正式名称は少年サンデー増刊号)とは!
いわゆる「月刊別冊」ではあるんだけど、
ジャンプやマガジンと違って週間少年サンデーの編集部が作っていた雑誌だそうです。
だから「増刊」。
そして島本和彦著「アオイホノオ」によれば、
若い作家をここで起用して育て、週間連載へ持って行く
「サンデーの二軍」に位置づけられていたらしい(笑)
(有名作家も連載してたから必ずしもそうではないが)。


そして当時、確かに増刊サンデーはおもしろかったなあ。
「八神くん」ももちろんだけど、「少年雀鬼-東-」「ノーサイド」とかも好きだった。
あとは故・みず谷なおきさんが連載を持っていたのが大きかった。
「人類ネコ科」とか「ブラッディエンジェルズ」とか「ジェミニストリート」とか。
「ジェミニ」はみず谷さんの遺志で単行本化しないそうだから、すごく残念ではあるんだけど…

あ、調べてみたら「週刊少年サンデーS」って名前で復刊してるんだ(笑)。
それは知らなかった、うれしい(照)。


そんなわけで久しぶりの「八神くん」を楽しんでおりますが、
実は正直に言うと、野美さんは当時からあんまし若く見えてなかった自分(照)。
いや、若いは若いんだけど(実年齢はたぶん40歳前後だと思う)、
10代半ばというよりは20代半ばくらいのイメージだったな。
かわいいのはもちろんかわいいです(笑)。

ただ個人的には五十里(いかり)さんの方が好きでした(照)。