今日は2016 Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ最終戦。
琉球と引き分け、札幌に勝った東京は、最終戦でヴェルディと対戦。
後半ATの橋本のゴールで1-0の勝利で優勝決定。
たとえキャンプ中のプレシーズンマッチとはいえ、
やはり勝つのはうれしいし優勝もうれしいからね、なによりだ。
そしてもう一つなによりが、8年ぶりにヴェルディに勝ったってことかな(笑)。


思い起こせば8年前の2008年。
J2に降格していたヴェルディが久々にJ1に上がってきたことにより対戦が再開。
あの年はナビスコ予選リーグも同じ組だったから年に四回当たり、
うち三回はうちが勝ってたんだけど、
最後のリーグアウェイ戦だった国立で負けちゃったんだよね。
通算3勝1敗だからうちの勝ち越しは決まってるんだけど、
やはり最後に負けて終わりというのが気分的によろしくない。
しかもヴェルディは結局一年でまた降格しちゃったから、雪辱の機会さえなくなってしまった。


それ以来、対ヴェルディに関しては、
なんとなく喉に小骨が刺さったままの気分が残ってました。
が、幸か不幸か(いや不幸全開なんだけど(苦笑い))2011年、
うちがJ2に降格してしまったために、再度対戦が実現してしまった。
ぼくとしてもあのときの降格は、
二度と味わいたくないほどの苦痛にさいなまれたけど、
ただ一点だけ、勝ち逃げならぬ「勝ち落ち」されたままのヴェルディに
きっちり勝って精神的小骨を抜き、
スッキリした気持ちでJ1へ復帰できる機会が得られたことだけは
よかったと思ってたんですよね。

ところがせっかくのその機会も生かしきれず、結局ホームもアウェイも引き分け(爆)。
うちが一年でJ1へ復帰してしまったことで、小骨は残ったままになってしまいました。



ぼくはヴェルディとの試合は
「ダービーっていうな」が個人的合い言葉なのであんまり言いたくないんですが(苦笑い)、
ダービーは対戦成績とか順位とかカテゴリーとかに関係なく、
「最後に勝った方が勝者」的なところがあるように思います。
今はなき金町ダービーを例に取ればわかりやすいけど、
勝った方が金町を領有できるとすれば、
負けたまま対戦機会がなくずーっと過ごせば、
金町はずーっと相手方のものになってしまう。
それはたとえ相手が下部リーグに降格してしまい、
実質こちらの方が上だとしても変わらない。
ぼくの中ではそういうモヤモヤ感が結構残ってるんですよね。


そんなわけで今日久しぶりに半公式戦で勝てたおかげで、
刺さったままの小骨が少し小さくなった感覚を味わっております(笑)。
とはいえ本当に抜くには、
Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップでもナビスコでも天皇杯でもなく、
やはりリーグ戦での勝利が不可欠だ。
それもできればJ1での戦いが一番スッキリする。
でも「だから上がってこい」という気持ちにも
イマイチなりきれないのが複雑なところでねー(苦笑い)。
「一生そのままJ2でいろ。なんならJ3にまで落ちてしまえ。いっそのこと消滅してくれてもいいぞ」
というのが一つの本音でもあるもので(苦笑い)。

こういう考えや感情は器量や品位に問題があるし、
河野や中島がやってきたこともあって
なんとなく後ろめたいというか申し訳ない気持ちもあるんだけど、
なかなかにぬぐいがたいのも事実。
なぜならただダービーの相手というだけでなく、
ぼくらの世代で「アンチ読売」になると、
このあたりの嫌悪や反感は根強いものがあって、
自分でもいかんともしがたいところがあるんですよね
(詳しくはこちらhttp://suntu500.blog.jp/archives/1003178451.html)。
これでも昔に比べると、自分も相当丸くなってるんですよ?(笑)
だけど完全にぬぐい去るには、まだ時間は必要かもしれないな。


最近は東京サポーター、
特にジャイアンツの横暴や
Jリーグ初期のナベツネの傍若無人ぶりを知らない若い世代の中には、
ヴェルディに対して一緒に東京のサッカーを盛り上げようという態度で接する人も増えてきているようで、
それはそれでもちろん有りだと思ってます。
というより、ぼく個人の本来の感覚からすると、そっちの方が好ましい。
なんでもかんでも欧州とおんなじにする必要はないし、
それどころかああいう対立のマイナス面だって大きいんだから、
無条件に受け入れるのも考えものだからね。
そんなわけで彼らの足を引っ張らない程度に
自分を抑えて過ごしていこうと思っています(苦笑い)。