もちろんネタバレ入るので注意です。
なんだかんだで毎週観てる数少ないアニメだなあ。





いかん、クーデリアさんに惚れちゃいそう。
決意した途端、三段階くらい一気に覚醒しちゃった感があるな。
しかもまだ延びしろはずいぶんありそう。


おそらくミカもオルガ以外で初めて「すごいな」と感じた相手になったか。
今回のことでクーデリアもようやくミカの視界に入ってきたみたいだ。
そしてそんなクーデリアを見てイラつくミカ。
クーデリアにイラついてるわけじゃなく、まだ自覚は薄くとも、
オルガやクーデリアに比べて何もない自分に対してイラついているんだろうな。
夢を持つグリフィスに比べて何もない自分に
みすぼらしさをおぼえていたガッツみたいなもんだ。

そしてガッツは自分の夢を探すため
鷹の団を抜けたことで後々大変なことになっちゃったけど(苦笑い)、
ミカがオルガやクーデリアから精神的に離れはじめたとき、残された二人がどうなるか。
実はミカが認めてる二人が、最もミカを認め、
その存在に依存している(クーデリアは依存しはじめている?)風に見えるからな。
今回もオルガは最終決定にミカの助言(というか感覚)を求めていたくらいだし。
オルガにベヘリット渡したら、
鉄華団を捧げてゴッドハンドになっちゃったりしそうで怖い(笑)。


ギャラルホルンはティターンズのイメージに近いかな。
いやずいぶん違うだろうけど、
まず地球政府があって、そこの実行部隊という立場がね。
ティターンズは暴走して関東軍みたいになっちゃって最終的に自滅したけど、
ギャラルホルンはそこまではいかないか、
あるいは今回のマスク担当がクーデターか何かをやらかして実権を握ってしまうかも。


ギャラルホルンのあのやり方は、人道的には問題があるけど、効果的ではある。
じつはまったく同じやり方を、たとえば時代の初期にやらかした場合、
安定した政府、安定した国を作るには有効ですらある。
たとえば西南戦争はその側面があったと思う。
あれで結果的に士族の不満は爆発し、消滅した。
つまり膿がすべて取り除かれたってことでもある。
士族の不満は巨大なものだったけど、
国民全体から見れば一部の人間の不満でしかない。
西南戦争以後も不平士族がいなくなったわけではないだろうけど、
核となる人材はいなくなり、最大の戦力は失われ、
結局あきらめて新しい時代に順応していくしかなかったでしょう。

だけど時代の末期にこれをやると逆効果でしかない。
膿は体の一部ではなく、全身に転移している。
一部を爆発させてその部分の膿を取り出しても、
他の膿は一時なりを潜めても、必ずまたうごめき出すし、
それどころか内圧を高めてより強大になって爆発してしまう。
例に出すのも恥ずかしいほどメジャーな池田屋事件や(照)
七卿落ちなんかも膿を取り出す行為のつもりだったろうけど、
最終的にまったく効果はなかったものな。

しかもそこにクーデリアみたいな象徴になる存在、
しかもおっさんではなくあれほどの美少女が立ったとなれば、
まったく制御不能の大争乱になるのは請け合いだ(笑)。


でもそうなると鉄華団は大丈夫かなあ。
なし崩し的にクーデリアの親衛隊になりそうだけど、
政治的に重要な存在にはどうやってもなれない。
なにしろ学がないからね(苦笑い)。
別に馬鹿にしているわけではなく、歴史的、特に中国史では、
不満を持った民衆が国家の礎を打ち砕くほどの大騒動を起こすけど
(赤眉の乱とかあ黄巾の乱とか黄巣の乱とか)、
彼らはそのあと新しい政府を立てる知識やノウハウがないため、
結局次に現れる頭のいい人たちに
功績を奪われてしまうのがパターンだからね(苦笑い)。


鉄華団は別に反乱や争乱を起こすわけじゃないけど、
たぶんここから先はクーデリアを中心とした
政治的な部分がメインの物語になっていきそうだし、
またそうじゃないと話にならない部分もあるだろう。
そんな中で鉄華団がどう存在感を発揮していけるのか…
なんか毎週同じ心配してるな、自分(照)。


ところでクーデリアさんの着替えはギリセーフ?(笑)
あれが普通の下着だったら
「夕方になんてことを」ってパターンの苦情になりそうだけど、
スポーツブラ、スポーツパンツっぽかったからきっとギリセーフなんだろうな。
そのあたりスタッフは、さすがにいろいろ考えているな(笑)。