ペトスさん作の「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」http://yanmaga.jp/contents/demichanhakataritai/
は最近人気のようで、ぼくもニコニコ静画で配信されているのを読んでいる程度ですが、好きな作品です。
このあとはネタバレ入ります。


バンパイアやデュラハンのように物語やおとぎ話で馴染み深い「亜人(あじん)」が実在する現代世界。
高校教師の高橋鉄男は大学の卒業論文にも亜人を取り上げようとするほど彼らに興味を持っている。
しかし実在すると言っても亜人の絶対数は少なく、また彼らの人権も守られてしかるべきなので、
実験じみたことはもちろん、会うことすらままならず、
高橋先生は亜人への興味をくすぶらせつつ日々を送っていたが、
ある年の新学期、新任教師や新入生に亜人が複数入ってきて――


というようなあらすじですが、別に極端なハチャメチャ話ではなく、
むしろ淡々とした日常の話で、亜人ちゃんたちも普通の女子高生の感覚を持ち、
だけど亜人ゆえの悩みも抱えており、
それらを高橋先生が話を聞いたり相談に乗ったりする内容になっております。
高橋先生も「亜人に興味を持っている」というと語弊があるけど、
亜人の性質や体質について知的好奇心があるだけで、
彼女たちの気持ちや生活をなにより大切に思っていて、
それらを守るためにも彼女たちについて知りたいと思っている節が強いです。


作品の雰囲気とかは読んでもらうのが一番ですが、
いろんな意味でレベルが高い作品だなーと感じています。

まず絵がうまい。
ぼくは絵の善し悪し、レベルの高低の細かいところはわかりませんが、
基礎力が高いというくらいはわかります。
たぶんデッサンとかすごくうまいんだろうな、ペトスさん。
そういうところを素人にもわからせるところが本物っぽい。

そしていろいろとうまい(笑)。
この場合のうまいは「笑点」なんかのうまいと同義(笑)。
これも読んでもらえばわかりますが、
話の進め方とかまとめ方とか、セリフ回しとか、なにより毎回の「オチ」が(笑)。


ただ個人的には、ちょっとうますぎると感じるところはあるかな(苦笑い)。
全体的にきれいにまとまりすぎている、まとめすぎているというか…
もっともこれは好みの問題だし、
まとまるにしても高水準でまとまっているので、力量は相当のものです。
正直脱帽レベル(照)。


しかしアニメ化しても全然おかしくない作品なんだけど、そういう話は聞かないな。
何か問題があるんだろうか。
あるいは作者さんが難色を示しているとか。
アニメでこの雰囲気を出せるかっていうと、難しいだろうからなあ。


亜人ちゃんたちの中ではサキュバスの佐藤先生が一番好きですが、
なんかサッキー、最近はオチ担当というか、ギャグ担当になってきているなー(苦笑い)。
まだ3巻を読んでいないので確定ではないが、四コマではその傾向が強まっている(笑)。
サキュバスの能力を抑えるため地味な格好をしている佐藤先生ですが、
一度でいいから本気で容姿を整えた「全開サッキー」も見てみたい。
ペトスさんの画力があれば、
モニター越しでも読者を催淫するんじゃないかと思うんだけどなー(笑)。