小説、最近はあまり書いていないんだけど、構想的なものは頭の中にあります。
最初はなんとなく書き始めたものだったけど、意外と世界が広がって。

今バラバラに発表してますが、
「庸滅亡」「泰來の戦い」「後南庸建国」「冀建国」「後南庸滅亡」は、
すべて同じ世界観になっています。
庸という統一王朝が滅亡して、そのあとすぐに再統一されず、
分裂した時代が200年ほど続き、
新たな王朝に再統一されるという流れになります。

これは本物の中国の歴史、
主に五胡十六国時代や南北朝時代、南宋時代を参考にしていますが、
中国の他の時代、中国以外の国の歴史、
それにぼくがオリジナルで考えたものを混ぜています。
自分で「国」や「歴史」を創ってみたいという願望があったもので(照)。


ただ他の人におもしろいのかなーというと、ちょっと心配なところもあります。
あまり起承転結やカタルシス等を意識しないで書いているものですから(汗)。
これはねえ、ぼくの中であんまり「型」にはまったお話に飽きがきているところがあるせいでもあり、
半ばわざとなところがあるんです。
もっとも、こういう「型」は、
それこそ人類が物語を作り始めてから培ってきた不変のものでもある。
これまでにない、型を破ったようなスケールの大きいお話もあったりしますが、
それでも実はその「型」をはずしていなかったりもする。
強大な演出力をもって、受け手にそれを感じさせないというだけでね。

だからぼくのやってることは、ただ型をはずしただけで、
新しい型を生み出したわけでもないため、
中途半端になっているとも取れるんですよねえ。

ただし、決して荒唐無稽とか、無茶苦茶とか、そういうのとは違います。
「こういうことは歴史上実際に起こりそうだな」というのを考えて、
ポンポン当てはめているだけです。
リアルだとあんまり「起承転結」で事が起こったりしませんからね(苦笑い)。
「事実は小説より奇なり」で、現実は時としてフィクション以上の驚きを与えてくれる。
もっとも、それは事実だからこそ許されるわけで、
フィクションにすると価値が下がるのかもしれないけど(苦笑い)。