ここのところ観戦にも行けていないので内容について何を言える資格もございやせんが
、現状が産みの苦しみなのか、手詰まりなのかが最も重要だろうな。


今年は第二次城福政権が始まったわけだけど、やはりいろいろ厳しかった。
特にACLとJ3を同時に戦わなければならなかったのが一番難しかったんだろう。
ACLはもともとわかってたし、J3参加も賛成なのでそこについては何も言わないが、
それでもJ1に加え、ほぼ未経験のリーグと、
まったく未経験のリーグ2つを同時にこなすのは、
暗闇の中を手探りで歩く試行錯誤の連続だったはずだ。


それでもACLの1次リーグを突破したのは立派だったと思うけど、
結果そのものは不本意だったのは残念だ。
韓国や中国のリーグが強いのは、戦力や戦い方だけでなく、
なんだかんだで出てくるクラブが毎年ほぼ同じだから、その辺の経験値の違いもあると思う。
だからJリーグにもビッグクラブを、という意見もあるかもだけど、
個人的にはそれもちょっと…というのはあるんだけどね。
それについてはまた別の時に。

とはいえそれでも去年の優勝クラブが1次リーグで敗退したりもするし、
困難さはどこも同じかもしれんけども。


ただ大いに不本意であるにしても、
ACLがなくなったことで負担が一つ減ったのは確かだから、
それは活かさないわけにはいかない。
それにJ3の方もようやく戦い方、こなし方がわかってきたみたいだ。
トーチュウの記事によると、
圍は「トップチームと試合がしたい」と申し込んだりすらしてたそうだし、
J3のチームはなかなか結果にはつながらないまでも、いろいろ手応えは感じているようだ。


だとするとJ1の方はどうだろう。
なかなか結果は出ていないが、ここんとこは5試合連続ドロー。
うち3試合は無失点。
去年の堅守がようやく戻ってきたみたいだ。

「だったら去年に戻っただけじゃないか」という意見もあるかもしれないけど、
やはりそこは違ってきているんじゃなかろうか。

去年までのマッシモさんは、堅守は堅守だけど、
点を取る方は結局のところ「個人でなんとかして」という形だったと思う。
今年の試合をちゃんと観てもいないぼくにはわからないが、
おそらく城福さんの場合、それはないだろう。
堅守を維持しつつ、
攻撃もバリエーションを付け加えたアップグレードバージョンを目指しているはず。

そのアップグレードソフトがうまくインストールされてきているのか。
それを選手が実感しているのか。
現段階ではそこが最も大切なところだと思っています。


残念ながら1stステージはどうしようもなくなった。
だけど今優勝争いしている川崎にしろ鹿島にしろ、
一朝一夕で今のチーム力を手に入れた訳じゃない。
鹿島は去年の最初の頃はボロボロだったし、
川崎に至っては風間体制になって5年目、ようやく実を結び始めたと言っていい。

だとすれば、過去(1st)はもう変えられないとなれば、
今は今のチームを化けさせるため、
2ndステージで爆発するための産みの苦しみであってほしい。
そう思っています。

ぼくも2ndの途中くらいからは、また参戦したいと思っているので…