ぼくはケーブルテレビで観ているCSのキッズステーションでは、
土曜の深夜に「サンライズDX」という番組をやってくれています。
アニメ製作会社のサンライズが作った作品を
2時間ばかり続けて放送してくれるわけなんですが、
これがねえ、いろいろピンポイントで
こちらのツボを突いてくるラインナップが多いわけですよ(笑)。


昔、OVA(オリジナルビデオアニメーション)というのが流行った時期がありました。
主にビデオデッキが普及しはじめた80年代半ばから90年代にかけて、
テレビ放送を前提としない、
ビデオ発売のみを目的として制作されたアニメーションのことで、
テレビシリーズの外伝や番外編、後日談みたいなのを作られることもありましたが、
完全オリジナル作品もずいぶんあります。
今はもうほとんど廃(すた)れてしまいましたが、
レンタルビデオが隆盛を誇っていた時期には、相当数作られていたんじゃないかな。
「アニメディア」の姉妹誌で、
アニメビデオ専門誌「アニメV」なんてのも売られてたくらいだからね(笑)。


OVAの一つの究極の形は、おそらく「銀河英雄伝説」だろうと思います。
なんせ1話(1本)30分の作品を10年かけて全110話制作したんだからね(笑)。
その他外伝も52話作られているし、ちょっと空前絶後だよね、きっと(笑)。


で、サンライズもOVAをたくさん作ってくれてまして、
おそらくぼくが最もオタク力(ちから)にあふれていたのはこの時期のはず(笑)。
購入までは難しかったんですが、
レンタルビデオショップで借りられるもので観たいモノは全部観てました。
当時はレンタルショップも雨後の竹の子のごとく至る所にありまして、
当然店によって品ぞろえも違います。
だからいろんなショップの会員になって、
観たい作品を探してレンタルショップ行脚をするのもしょっちゅうです(笑)。


自転車圏内のご近所だけでも6~7軒、あるいはもっとあったけど、
それでも観られない作品があったときはアキバのリバティに行ってたな(笑)。
今はもうなくなっちゃったけど、リバティ5号館の地下一階に、
あらゆるアニメビデオやCDがそろってるレンタル屋がありまして、
最後の手段としてそこへ通うこともしばしばでした(笑)。
あくまで最後の手段なのは、さすがに多少遠くて、
一泊二日とか二泊三日だと返却が厳しかったり、
また行っても借りられていることも多く、けっこうなバクチでもあったからです。
近場ですませられれば、それに越したことはないからね(苦笑い)。


で、当時そんな風にがんばって観てた作品をたくさん放送してくれるので、
これはもうたまらんものがありましてね(照)。
サンライズ作品は、あの頃もほぼメインで観てた感覚があるから特に。

先週までは「装甲騎兵ボトムズ」の外伝的作品「機甲猟兵メロウリンク」がやっていた。
これは完全にOVA専用の作品で、30分1話で全12話。
完全に1クール作品ですよ(笑)。
でも当時はこういうのは他にもけっこうあったんですよね。
多かったのは全三話(全三巻)の作品だった印象です。
あとは全二巻とか、一巻のみとか。

制作のペースは月1本とか、三ヶ月や数ヶ月に1本とかのペースだったかな。
制作費にもよるだろうけど、
だから結構なクオリティの作品もかなりあったんじゃないかな。
「じゃないかな」というのは、
ぼくはあまりそういうのを気にしないで楽しめるタイプなので、
よく覚えていないのです(苦笑い)。


さっきも書いたようにOVAも今ではすっかり廃(すた)れちゃったけど、
でも個人的にはなんとなく、
深夜アニメがその役割を担(にな)っているような気がしています。
テレビアニメ、特に昔は夕方やゴールデンタイムがメインの時間帯だったから、
あんまり突飛な作品は作れない。
OVAはそのあたりを埋めるような作品も多かった。
だけど今は深夜アニメという、かなり自由にやれる時間帯で、
これでもかって数が作られてるからね。
全部観られてる人なんてほとんどいないくらい(苦笑い)。
その意味では、廃れたというより、発展解消というのが正しいかもしれないな。


そして今週からのサンライズDXは
「リーンの翼」と「思春期美少女合体ロボ ジーマイン」。
リーンの翼は観てなかったのでちょうどよかったですが、
まさかジーマインを持ってくるとは(笑)。
リアル世代も知らない人の方が多いんじゃないかと思うような作品ですが、
これに目を付けるセンスに対してだけで脱帽ですわ(笑)。