2026年からワールドカップ本大会の出場枠が48チームになるのかあ。
今が32だから16も増えるわけか。
おそらく中東あたりの国々が、お金を使って説得した部分もあるだろうけど(苦笑い)、
でも順当な話でもあるのかな。


ざっと見回してみても、
かなりの国がサッカーに本気で取り組むようになっている。
近場でも、東南アジア各国の本気度は、20年前の日本に近いものがあるし、
そもそも日本だって20年前にようやく本気になった「新興国」だ。
W杯アジア予選でも、
そろそろウズベキスタンが4つの椅子のうち一つを取りそうだし、
タイもまったくあなどれない。
中東だってUAEを見てみれば、カウンター一辺倒の国ばかりじゃなくなってきている。
視界を広げれば、アルゼンチンが南米予選で苦戦してたり、
アメリカがいきなり2連敗してたりと、
アジアだけでなくよその地域でもかなりの地殻変動が起こってる印象だ。


だけどそういう国々でも、なかなか結果が出なかったら、
せっかくの国内の盛り上がりが沈静化してしまうことも充分考えられる。
サッカーファンはつい自分の中だけの価値観で考えがちだけど、
「サッカーなんていらない。なくてもべつに困らない」っていう人だってたくさんいる。
そういう人たちはサッカーがつまらないと感じたら、
さっさと他のスポーツに(限らないけど)目をやるだけだ。


「サッカーは世界で最も人気のあるスポーツだ」なんてドヤ顔してふんぞり返っているのも多いけど、
それは逆から見れば、開拓地が少なく、今が絶頂の爛熟期で、
これから衰退していくだけのスポーツとも言える。
少なくとも「これまで一番だったんだからこれからもそうだ」なんて油断してれば、
確実にそうなっていく。


その意味では、せっかく新田を開墾してくれてる国がたくさんあるのだから、
彼らを援助するのはとても大切で、
「本大会出場枠拡大」は、その援助としても大きな要素になるでしょう。


ただ、そのせいで本大会の水準が落ちたり、
試合数が増えて選手の負担が増したりするのはよろしくない。
その辺はレギュレーションをいろいろいじってうまいことやらないと。


たとえば、増やした16チーム分グループリーグを増やし、
これまでグループ上位2チームが決勝トーナメントへ進んでいたのを1位のチームだけにして、
あとは各グループ2位の中で成績上位のチームだけが勝ち抜ける、
ヨーロッパの予選方式に近いものにするとか。
こうなるとたとえ本大会出場がラクになっても、
「入るのは簡単だが出るのは難しい」アメリカの大学みたいになるが(笑)、
でもまあ新興国にとってはそれでも充分恩恵はあるはずだ。
「死のグループ」が今よりもっと厳しいものになる心配はあるけども(苦笑い)。


あとは地域チャンピオンズリーグみたいに、
グループリーグと決勝トーナメントを分けて開催するのもいいかもしれないな。
前年までに予選はすべて終えて、
本大会の年、まずはウィンターブレイクの時期に「グループリーグ」をやって、
そしてシーズン終了後の夏にグループリーグを突破した面々で「決勝トーナメント」をやる。
これだと日程にも余裕ができるし、試合数も減らさないですむ。


それに開催地についても同じ国でやる必要がなくなるから自由度が増す。
開催地になりたい国は今でもたくさんいるだろうし、
その意味でも数が増えるのは悪い話ではないでしょう。


あとカタール大会は「夏にやるなんて死ぬ」という懸念があるけど、
これも冬のグループリーグはこっちで開催して、
夏の決勝トーナメントは別の国でやればいい。
グループリーグと決勝トーナメントでは価値が違うからというのなら、
「夏・グループリーグ」「冬・決勝トーナメント」にしてもいい。
四年ごとの話なんだから、そこは柔軟にね。


それにグループリーグだって充分に盛り上がるだろうし、
決勝トーナメントに進出できなかった人気のある強豪国が必ずいくつかはあるはずで、
その心配がないのはありがたい話だと思う。


短期間でグループリーグから決勝まで一気に消化するからこそ盛り上がるという意見や気分もあるだろうけど、
選手権や甲子園の過密日程すら問題視される昨今、
ぼくらも選手のことはもうちょっと真剣に考えないといけないとも思っています。