じつはマガジンspecial、最近まで存在を知りませんでした(汗)。
いや、知らないということはないと思うんだけど、
本屋で見かけても全然読んでおらず、
ぼくの中では月刊マガジンと混同していた節すらある。
なにしろ月刊マガジンも全然触れずに生きてきたので、
本屋でどっちかを見かけても
「マガジンって月刊もあるんだな」というくらいで見分けがついてなかった。
お母さんが週刊ジャンプと月刊ジャンプの違いがわからないのと同じようなもんです(苦笑い)。


そんなわけでspecialの存在をちゃんと認識したのも廃刊になるというのが話題になったあたりで、
それもあって手に取りました。
「Dreams」の内容がすごいと話題になっていたからね(笑)。


最終号も読みましたが、
森川ジョージさんの読み切りでspecialの立ち位置を知った(笑)。
若手育成を目的とした雑誌で(森川先生曰く「育成してもらった覚えはない」そうですが(笑))、
また若手以上のマンガ家にとっては実験的・挑戦的作品を載せてくれる場。
若手が多いから「二軍」とも書かれていましたが、
なるほど、今は亡き増刊サンデーと同じ立ち位置だったんだなと、
島本和彦さんの「アオイホノオ」を思い出しながら納得しまして。
「アオイホノオ」の中で増刊サンデーはまるっきり同じように言われていましたから(笑)。


増刊サンデーはけっこう読んでました。
というのも好きな作品が載ってたもので。
故・みず谷なおきさんの作品。
ぼくが読み始めた頃は、代表作の「人類ネコ科」はすでに連載終了してましたが、
「ブラッディエンジェルズ」や「ジェミニストリート」は読んでました。
「ネコ科」も「エンジェルズ」も単行本はちゃんと買ったけど、
「ジェミニ」はみず谷さんの希望で単行本化されてないんですよねー。
いろいろ事情もあってのことだろうし、ご本人が亡くなっている以上、
あらためて許可を取るわけにもいかないだろうけど、
また読みたいと思ってる身としては残念な話です。


specialに話を戻すと、森川先生の読み切りはひどかったね(笑)。
これまでspecialで描いていたマンガ家さんたちへインタビューしに行くって内容だったけど、
特に先輩マンガ家の扱いがひどかった(笑)。
今週の週刊マガジン巻末、作者の一言コーナーの森川先生のところ、
読み切り読んでたらよくわかる(笑)。
女性に対しては基本的にやんわりしてたけども。


とはいえ後輩の扱いも、ひどいのは多かったが(笑)。
西本英雄先生はもうお約束だけど、赤松先生とか大丈夫かなあ?(笑)


登場したマンガ家さんや作品のラインナップを見ると、
「この人もspecial出身だったのか」とか「この作品specialで連載してたのか」というのもあって、
なかなか新鮮でした。
二軍から一軍に昇格できずに消えていった人も多かったんだろうけど、
これだけ一軍に送り込んでいるのはたいしたもんだと素直に感じ入ります。


special廃刊で移籍する作品では「りぶねす」が気になってるかな。
ニコニコ静画で知って、ていねいなラブコメでお気に入りだったから。
ホントはニコ静でもずっと更新してくれる方が手間がなくていいんだが、
そういうわけにはいかんよね、いろいろと(苦笑い)。