土曜ワイド劇場も終わり、
二時間サスペンスドラマはほとんど無くなっちゃったみたいだ。
ぼくも観なくなってるだけに偉そうなことは言えないけれど、
普通のドラマはそれこそまったくと言っていいほど観ない中、
二時間サスペンスはそこそこ観ていたし、
昔から好きと言っていいくらいだったので、
やはりまったく無くなってしまうのは寂しいな。


二時間サスペンスは、ご都合主義だらけだったり、
主人公の正義感が通り一遍すぎたりと、
かなり中身の薄いものもあり、そういうのばかりだと困るけど、
あれが魅力なのもまた確か(笑)。
逆に妙に重苦しかったりテーマ性の強いものもあるけど、
ぼく個人としてはそういうのはごくたまにでいい(苦笑い)。
その辺の軽重のバランスがいいものは観やすいけど、
でもどれもおもしろいのに違いはない。


なくなっちゃうのは制作費と視聴率その他の費用対効果が合わなくなってきているのが理由だろうけど、
この際だから隔週とか、月に一回とか、半年に一回とか、
そのくらいのペースで作るのもいいんじゃないかなと。
なんだかんだですでに日本ドラマ文化の一形態として確立されてるコンテンツだろうし、
そのくらいのペースなら採算もある程度取れるかもしれない。
それにぼくのような中途半端なファンは、
「いつもやってる」と思うと特に観ないけど、「たまにやる」なら観るかもしれないし(笑)。


ちなみにぼくの中で二時間サスペンスの絶対王者は、
天知茂さん扮する明智小五郎の「江戸川乱歩・美女シリーズ」です(笑)。
もっともあのエログロとケレン味たっぷりの演出や脚本は、
今の放送倫理では、仮に作る技量があるにしても無理だとわかってはいるんですけどね(苦笑い)。
「天国と地獄の美女」とか「白い乳房の美女」とか相当ドギツイもんねえ(苦笑い)。