今日は「チャリンコで行ける距離だけどそんなに行く場所ではない」という場所にある図書館に行ってきました。
https://www.city.koto.lg.jp/586090/shisetsuannai/kyoiku/toshokan/14081.html
もともとはこっちが赤ん坊の頃から育った土地なので、たまに来るといろいろ新鮮です。
東京はどこもそうでしょうが、この辺りもご多分に漏れず変化が激しい。
三年来なかったらほとんど町並みが変わってたりね(笑)。


でもそんな中でも変わらず残ってる店もあったりして、逆に驚くこともしばしば。
クリーニングマルヲさん、まだやってたのね(笑)。


で、この古石場図書館の入っている古石場文化センターには深川生まれの映画監督である
「小津安二郎紹介展示コーナー」があります。https://www.kcf.or.jp/furuishiba/

「東京物語」をはじめ、家族映画をたくさん撮られた名監督で、
若い人でも名前くらいはどこかで聞いたことがあるでしょう。
かくいうぼくも小津監督が亡くなってから10年後に生まれているので同類ではありますが(苦笑い)。
この展示コーナーのことは知っていたので、前からのぞいてみたいと思っていたんですが、
今回いい機会なので入ってみました。


小さな展示室(入場無料)だけど、
小津監督の紹介ビデオが流れてたり、プロフィールやゆかりの品もあって、なかなか楽しかった。


小津監督って生涯独身だったんだな。
家庭映画をメインに撮られているから結婚なさってるものと無意識に思ったけど、そうじゃなかったんだ。


あと従軍期間が意外に長い。
映画監督としてのデビューは24歳だったけど、
真骨頂は45歳を過ぎてからだったんだ。
お亡くなりになったのが60歳で、その前年に撮られた作品が遺作だから、
実質的には14年くらいか。
それであれだけの評価を得られるとは、やはりすごい。


あと小津監督といえば好きな言葉があって、
「なんでもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術は自分に従う」
というものですが、見るたびに「なるほどなあ」と感心して、
一つの指針として参考にさせてもらっています。


そのあとはまたチャリンコを走らせて、今度は高橋にある森下文化センター。
https://www.kcf.or.jp/morishita/
ここは隠れ好スポットで、マンガがメチャメチャ置いてある!(笑)
しかも相当昔のものとか、相当マニアックなものも置かれていて
(「ゲームセンターあらし」とか「ホモホモ7」とか)、
一日中いても飽きず、一日じゃ足りなくて何日でも入り浸りたくなるところ(笑)。

そしてここには「田河水泡・のらくろ館」も常設されている。https://www.kcf.or.jp/morishita/josetsu/norakuro/

「のらくろ」もそれこそぼくらよりずっと前の世代ですが
(なにしろ「サザエさん」の長谷川町子先生がお弟子さん(笑))、知らないということはもちろんない。
だけどここに設けられている「田河水泡・のらくろ館」は入ったことがなかったので、今日見てみました。
やはりおもしろかった。


でも一番ほっこりしたのは、出口から出たところに置かれている看板の、
のらくろのフキダシに「おもしろかった? またきてね」と書かれてたことですね。
なにしろ本当に「おもしろかった。また今度来てもうちょっとゆっくり見よう」と思ってたところだったもので(笑)。


有名人が生まれたからその土地が立派というものではないですが、
ゆかりある人と同じ場所で生きていることに何某(なにがし)かの誇りや感謝を覚えるのは、
悪いことではないと感じました。


あとプロフィールなどに書かれてたお二人の言葉で共通するのが「人(スタッフ)に恵まれた」というもの。
これはお二人だけでなくいろんな人がおっしゃってるけど、
ぼくはつきあいのある人の数が極端に少なく、
「この年齢でこの人脈のなさはどうよ」と感じることが多々あり、身に染みております。
無人島で世捨て人として生きるならともかく、
社会という世界でそれなりのことをやろうとするなら、
やはり人とのつながりが大切だなあ、と。