「アオイホノオ」17巻の特別版にはゲッサンで企画された「アオイホノオ被害者の会」に
「支援者の会」を加えた小冊子がついていたけど、あらためておもしろかった(笑)。


中でも個人的に一番ツボだったのは原秀則先生だな。
「アオイホノオ」本編で学校の校舎を描くことにプレッシャー(めんどくささ)を感じていたホノオが、原秀則先生が建物の一部だけを描いてごまかしていた(?)のを見て勇気を得たエピソードに対し、しっかり校舎全体を描いてきたセンス。
ピンポイントに急所を打たれました(笑)。


本編を読んでいて感じたのは、他の先生方に対してのホノオの暴言は、
暴言のように見せて実は敬意を示していたり、
また暴言を吐いたホノオの方がわかってない、勘違いしている、身の程知らずでみっともないというのを表していて、決して本物の暴言じゃないんですよね。


だけど原先生に対してだけは本物の暴言が混ざってるように見える(笑)。
それもかなり(笑)。
よくは知らないんですが、島本先生と原先生は、
たぶん本当に友達同士で仲がいいんだろうな。
デビューは原先生の方が早かっただろうけど、ほとんど同期で年齢も同じ。
この当時、マガジンでは小林まこと先生と大和田夏希先生が本当に仲がよく、
自分のマンガの中で相手をこきおろしたり、
目次の著者近況でも悪口の応酬をしてましたが、
それと似たようなものなんでしょう。
小林先生と大和田先生(と小野新二先生)の仲の良さは
小林先生著「青春少年マガジン1978~1983」に詳しいです。


しかし「支援者の会」の矢寺圭太先生のマンガで、
今の若い衆は島本先生のことを知らないのも増えてきたと知り、
それは寂しいしもったいないなあと感じています。
読む機会があったら今の若い衆でもハマるヤツはいくらでもいるだろうに。


布教活動するなら、入門編は「逆境ナイン」あたりがいいのかなあ。
普通に(?)「アオイホノオ」が一番いいのかもしれないが。
「炎の転校生」を読ます場合は、ちょいちょいセリフを変更するのもいいかも(笑)。
「先生が松本伊代と結婚しろと言ったらするのか!」は
どのアイドルに変えるのがいいのかな(笑)。
あと「滝沢国電パンチ」は「滝沢JRパンチ」にしとかないとね(笑)。
「柿沢E電パンチ」がわかる人とはいい酒が飲めそう(笑)。