アニメ「僕のヒーローアカデミア」第二期が今日最終回でしたが、
その最後で第三期の制作が発表されました。
なんだかいい時代になったなあと、しみじみ感じています。


「ドラゴンボール」や「スラムダンク」は、
とにかく毎週必ず放送していたから、
どうしてもアニメが連載に追いついちゃう。
それを是正するため、前回のあらすじ(?)を何分も流してみたり、
やたらと間延びする演出をいれてみたり、
イマイチ本編となじまないオリジナルストーリーを入れてみたりと、
とにかくスタッフの工夫というか苦労が大変だった。
ぼくらも事情はわかってるから仕方ないとは思うんですが、
それでもダレるというか、もったいないというか、そういう感覚は拭えなかったです。


それが今は、ジャンプやマガジンのようなメジャー誌の人気作が主とはいえ、
原作で発表されている範囲の話をしっかりと作ることができ、
ストックを使い切ればまた数ヶ月とか一年とか待って、
原作のストックがまたたまってから続きを制作できる。
おかげで「ヒロアカ」はもちろん「黒子のバスケ」も「ハイキュー!!」も
「ダイヤのA」も「弱虫ペダル」も、無理のある演出は一つもないものな。


アニメの制作現場もいろいろ問題はあるみたいだし、
アニメ界そのものだって人の集まりである以上、清浄なだけの場であるはずもない。
でもよくなってるところは素直に誉めて認めていくのは、
とても意義のあることだと思ってます。


ちなみに日記のタイトルですが、10年くらい前、
職場の飲み会でドラゴンボールのアニメの話が出たんですよね。
そこであの間延びした演出のことも話題になり、
ぼくが当たり前のように
「でも連載に追いついちゃうからしょうがないっちゃしょうがないんだけどねー」と口にしたんですよ。
そしたらぼくより少し年下の女性が
「え、あれってそういう理由だったんですか!?」と目を丸くして驚いて(笑)。
ぼくの中ではあまりに当たり前に常識化してたことだったため、
驚かれてこちらも「え!?」と目を丸くして驚いてしまったという(笑)。


そうだよなあ、考えてみれば、
ドラゴンボールもアニメだけ観てジャンプ読んでなかった人もいたはずだものなあ。
原作読んでても単行本派ならわかるはずもないし。
まして女の子なら少年誌読んでない人も多いし、さらに確率は上がるはずだ。


こうして思いもかけない場所で、
「自分の思いこみを世の中の常識と勘違いしてはいけない」という戒めを得ることができました、という話でした(笑)。