なぜか毎週感想書いてるな、しげの秀一さんのMFゴースト(笑)。
もっともそんなに深い感想ではなく、ちょっと思ったことを書く程度だけど(照)。

今週号だけでなく「頭文字D」のネタバレもちょっと入ります。


新しい方のハチロクでデビューを果たしたカナタ。
拓海のようにハデなそれではないけど
(いや、イニDのようにギャラリーが騒ぐ類ではないから目立たないだけかもだけど)、
さっそく非凡さを見せつけはじめる展開。


それはそれとして、別のところがちょっと気になる前作読者(笑)。
ぼくはカナタは拓海の血縁者だと思っているけど、
父親の姓は「片桐」というそうで、藤原じゃない。
でも事実、誰の子かはまだハッキリしないとも思ってます。


一つには今週号で「86」のナンバーがカナタとハチロクのためにわざわざ空けてあったような描写があったこと。
これは主催者の「リョウ・タカハシ」の意向が働いているとしか思えず、
彼が「86」を空けておく理由は、他に思いつかないからね。


それに拓海も母親についてよくわからないままだったし、
藤原家は親子そろってそのあたり何かと謎なのも共通かもしれないしね(笑)。


で、前作で「片桐」というキャラがいたかなと記憶を探ってみると、
「チームカタギリ ストリートバージョン」ってのがいたなと。
キャラとしては出てこなかったプロのレーシングチームの名前だけど、
さて何か関係があるのか…
意外と文太と関係が深くて、
ブローした後のハチロクの新しいエンジンはここから回ってきたのかもしれないな。


あとカナタの父親は居候先のお母さんに「健ちゃん」と呼ばれていたけど、
前作で健といえば、小柏カイの父親の小柏健がいるが、
MFゴーストの世界では、もう小柏健はおじいちゃんの年齢層で、
お母さんにちゃん付けで呼ばれるのは不自然だから、たぶん関係ないかな。
でもカイが所属してたのがチームカタギリなわけだし…


今週もう一つ気になったのは、本編ではなく「アオリ」の方。
単行本化されると消されちゃうけど、雑誌では、
表紙とか最後のページにアオリ(煽り)の文章を入れることがよくある。
これは作者ではなく編集の人が入れることが多いそうで、
個人的にはそのアオリのセンスで担当編集さんの良し悪しが推し量れるところがあるかも、と思ってたりします。
近年ではモーニングの「GIANT KILLING」や「ジパング 深蒼海流」の初期のアオリが抜群だったけど、
今は担当さんが変わってしまったのかもしれないなあ。
結構ふつうになってしまって寂しい思いをしております(苦笑い)。


「頭文字D」もいいアオリの時期があった。
プロジェクトDの初期の頃、東堂塾との一戦で、
二宮大輝のEK-9を拓海のハチロクがぶち抜いた号。
抜いた瞬間がラストページだったこともあり、
「ハチロクが前! ハチロクが前!」っていうアオリが読み手のこちらの感情ともシンクロして、
すごく印象に残ってるんですよねえ。


で、今週の「MFゴースト」のラストのアオリも、かなりよかった(笑)。
アオリの内容だけじゃなくレイアウトにちょっと工夫も凝らしていて、
上から目線になりますが、いい編集さんが担当になったのかなと期待しております(照)。