図書館でたまたま見かけて、久しぶりに読みたくなって手に取った「マガーク少年探偵団」シリーズ。
子供向け(小学校中学年くらい)のアメリカの小説で、ジャック・マガーク団長(10歳)と、彼の友達である団員たちが繰り広げる探偵物語。
探偵モノといっても子供向けだし、彼らの身近で起こる事件だから殺人事件などはありませんが、一つ一つがおもしろくて、またアメリカの小学生の暮らしがチラホラ見えたりして、推理と異文化の両方を子供心に楽しませてくれた良作です。


日本では山口太一さんが挿し絵を描いてくれて、そこもまた魅力的でした。
マンガの新刊以外で、次巻の発売が楽しみだった希有な作品でした。


残念だったのは、どうしても巻が進むごとに、マンネリ化や盛り上がりの低下を防ぐため、パワーインフレならぬクライムインフレを起こさなくてはならず、徐々に本物の犯罪(少なくとも警察が関わってもおかしくないレベル)を扱わざるを得なくなり、初期の牧歌的(?)な雰囲気が薄まってしまうことだったな。
子供の頃はそこまで考えなかったけど、今思うとそう感じます。
作者のE・W・ヒルディックさんは元教師だったそうで、そのあたりの難しさもあったかもしれない。


ただ日本でもかなり売れたんだろうなと思わされるのが、後期に新メンバーで日本人の女の子が探偵団に入ってレギュラー入りしたんですよね。
ヨシムラ・マリという名前で、ぼくらの世代では思わずあのモノマネをしたくなりますが(笑)。
あとお約束というべきか、カラテをやってます(笑)。


ぼくがリアルタイムで読んでた頃はハードカバーだったんですが、15年くらい前に8冊だけ復刻された分はソフトカバーで、いまぼくが読んでるのはこれです。
ただ、細かいところが当時と変わってて、そこもおもしろい。
内容そのものはもちろん変わってないんだけど、当時はOKで今は使っちゃダメな単語が差し替えられてたりね(笑)。
「一生か○わになったらどうするんだ!」が「一生残るようなけがをしたらどうするんだ!」みたいにね(笑)。


もうすぐ復刻版は全巻読み終えちゃうし、ハードカバー版も借りてみようかな。