1月2日のアニマックスで「ガンダム THE ORIGIN」全6話を一挙放送(6話は初放送)してまして、映画は観に行ってなかったので6話「誕生 赤い彗星」は初見だったんですけども、おもしろかった。
そして池田秀一さん、やっぱすげえと感じています。


このシリーズはファーストガンダムの前段階の話で、最初はシャア・セイラのダイクン兄妹の壮絶な生い立ちをメインに、徐々に宇宙が一年戦争へ至る流れをあらわす展開になっています。
そのため第一話はシャアも完全に子供時代なので田中真弓さんが声をあててらっしゃいましたが、2話からは池田秀一さん。
ですがこれはしょうがないことなんですが、やはり声も年を重ねる。
まして40年が経っているガンダムでは、いくら池田さんでも当時のシャアの声を出すのに苦労なさってるのは、ぼくにもわかりました。


でも6話を観てるときは、その違和感をほとんど感じなかったんですよね。
おそらく池田さんが「今の自分で当時のシャアを演じる技術」を工夫なさったんだろうなと思うんですが、それができるのがすげえなとあらためて感じています。


よく「声優さんってすげー」と思うのは、もともとの演技の基礎力だけでなく、まったく違う種類の役を、まったく違う演技でやってのける演技力・技術力を見せつけられたときですが、こういう種類のすごさもあるんだなと、こちらも新たな発見をさせていただきました。
こういうのはガンダムのような超長期シリーズじゃないとわからないからね。


実はあと一人、似たような感慨を持たせてくれてる方がいらっしゃるんですが、それはサザエさんの加藤みどりさん。
40年以上途切れることなくずっと演じ続けてらっしゃるからこそというのもあるかもしれませんが、今のサザエさんも自然で若々しさがまったく損なわれていないのが驚異的だと思ってます。