サクラと紅茶

日常のことを書いていきます。 物書き志望でもあります。 第2回富士見ラノベ文芸賞 一次選考通過

2014年06月

ジョジョのアニメ、ちょくちょく観ています。
が、なにか微妙に違和感を感じることもある。
作品そのものについてじゃなく、妙に「サクサク進む」感があるというか。
どうやらドラゴンボールをはじめとする
ジャンプアニメ時空に慣らされてしまっていたらしい(笑)。

引っ張ってたからねー、当時は(笑)。
あらすじ5分、一つのシーンをものすごい時間をかけて演出
(「はああああああっっ……!」って気をためるところとか。地球が何回どれだけ震えたか(笑))、
場合によっては無理矢理オリジナルエピソードで1話作って時間を稼ぐとか、
そりゃあ引き延ばしにものすごい努力を感じていましたよ(笑)。

でも揶揄はされても「仕方ないよな」と納得もされていたとも思う。 なんせどうやったって連載に追いついちゃうからな(苦笑い)。
はっきりとは覚えていないけど、
たぶん毎回ジャンプ連載一ヶ月分くらいしかストックがなかったんじゃなかろうか。
鳥山先生は原稿落とすことも休載もなかったからそれでもなんとかなったけど、
そういう事態になってたら、いったいどうなっていたか。

余談ですが、以前とある女子と偶然この話題になったところ、
「あ、そういう理由であんなに引っ張ってたんだ」と長年の疑問が解けたみたいな顔をされて、
こっちが驚いたことがありました(笑)。
なんでも彼女はドラゴンボール、アニメしか観てなかったそうで、
なるほど、それじゃ知らないこともありえるかと納得もしましたが、
やはり自分たちにとっての常識が、
誰にとっても常識ではないんだなとあらためて実感した経験でもありましたよ。


で、どうやらジャンプ漫画に関してぼくはそっちがデフォの感覚になっているらしく、
ジョジョの進みの早さに微妙な違和感を覚えているというわけです(笑)。
こっちの方が正しくて健全なんだがなー(笑)。

でも昨今はそのあたりは、作る方もうまいこと改善していってて感心してるんですよ。
アニメ、特に深夜アニメが1クールごとに改編されるようになってるのを利用してか、
「黒子のバスケ」は連載が2クール分たまったらあらためて再開という制作方法のようで、
これなら間は開くけど無理な演出はしないで済むものな。
黒バスほどの人気がないと難しい手法かもしれないけど、
でも当時を覚えてる人間としては「お見事」とサムズアップしたい気分なんです(笑)。

ギリシャに0-0のドローかー。
仕事もあったし試合は観られていないが、
ギリシャに退場者が出た後は一方的に攻めていたようだ。
守備の堅さでヨーロッパという大激戦区を勝ち抜いてきたギリシャにガン引きされたら、
そりゃあ無得点の確率も上がるか。
それでも決定機はあったようだし、
たらればを言い出せばキリがないが、やはり決めたかった。

しかし個人的には、思った以上に気持ちの切り替え出来ています。
1次リーグ突破うんぬんより、今度こそ自分たちのサッカーを。
勝ち負けにこだわってないというのではなく
――選手たちや現場の人たちよりはこだわってないかもだけど(苦笑い)――
それが勝利に最も近いとも思ってるからね。

トーチュウ(東京中日スポーツ)にFC東京の梶山陽平くんが
7月中の天皇杯までに怪我から復帰を目指すという記事があった。
朗報ではあるんだが、今やってるワールドカップ観てると、
今年28歳の梶山くんを見て「お前はそこにいちゃいけないはずだったろう…」
という気持ちにもなってしまうんだよ…

持ってるモノはありえないくらい申し分なかった。
あれほどの身体の強さとボールコントロール、パスセンスを持っていて才能がないと言ってたら、
いったい誰に才能があるのか。
原さんが監督だった時代、ムラのありすぎる梶山を育てるために
あえて使い続けていたことも、まったく不満じゃないどころかありがたいくらいだった。

そのおかげもあってか、育ってはくれた。
試合ごとのムラも少なくなったし、どの試合でも、
調子がいいときはありえないほどのプレーを見せ、
悪い時でもそれなりのプレーをしてくれるようになった。
だけど突き抜けることはなかった…

はっきり言ってありえないんだよ。
あれだけのモノを持っててA代表に定着どころか正式には一度も呼ばれたことがないって。
自分のクラブにいる選手で「なぜ呼ばない!」という時、
本当は呼ばれるほどには達していないけど、
でも呼ばれたらうれしいというくらいの身内びいきが入ることはある。
それは自覚している。
だけど梶山についてだけはそういう身びいきを差し引いて、
将来絶対呼ばれるようになる力があると思っていた。
柿谷は天才と言われ、それに異論はないけど、
柿谷と種類が違う、彼と同等かそれ以上の天才が梶山だった。
それなのに…

理由は、いろいろあるだろう。
メンタル、考え方、姿勢、怪我。
プレーや身体能力だけでなく、上のようなものも含めて「才能」というべきかもしれない。
そして梶山特有の考え方や姿勢があったからこそ、
プロの領域まで伸びてこられたのかもしれない。
そうじゃなかったらもっと早い段階で頭打ちになってたかもしれない。
だから全否定するつもりはない。
本当にない。

だから、こういう小理屈はどうでもいいから、
なんでもいいからとにかく突き抜けてくれ。
4年後。32歳。
間に合う。まだ間に合う。
最後のチャンスが残ってる。
その時に東京に残っててくれなんて言わないから、
どこにいてもいいから、とにかく代表の中盤で、ロシアで、
あのありえないようなプレーを見せてくれ。
この10年以上、おれたちが見てきた夢を正夢にしてくれ。
この10年以上の期待が無駄じゃなかったと証明してくれ。
そうしてくれたらおれたちは、東京の10番を心の底から自慢できるから。
ほんと、誰に対してもバカみたいに自慢してやる。
「どうだすごいだろう! おれたちの10番だぞ! おれたちのだ!」って、
どんなにウザがられたって自慢しまくってやるんだ。
自慢させてくれ、マジで…




近代麻雀で連載中の人気漫画「むこうぶち」。
麻雀のルールもわからないのに楽しく読んでおります(笑)。
ネタバレ入ります。
















バブル絶頂期の80年代を舞台に、
正体・年齢(見た目は20代後半くらいのイケメン)・住所・本名、
その他もろもろすべて不明の「傀(カイ)」と呼ばれる超凄腕の雀士を中心に、
様々な人が織りなす群像劇。

本名不明だから当然「傀」は通称で、そのいわれは「人鬼(じんき)」。
高レートが立つ麻雀にどこからともなく現れ、
その場にいる人たちから根こそぎ金銭と、
それにともなう人生を奪っていくことからそう呼ばれています。

傀の打ち筋は変幻自在、というより理解不能。
もう少し正確に言うと終わってみればその打ち方が大正解だとわかるんだけど、
どうしてそれが打っている最中にわかるのかがわからない。
それは未来予知でもできないと、牌のありかがわかってないと、
相手の考えや雀力、心理、性格、人生、その他がすべてわかってないと、
あるいはそのすべてやそれ以上がわかっていても出来るものじゃないという異能の打ち筋。
そしてどうやってそんな力を身につけたのか、
何が目的で麻雀を打っているのか(大金はせしめるけど金を欲しているようにも見えない)、
傀自身についてもすべてが謎。
だから傀が主人公ではあるけど、
本当の主人公は傀と麻雀を打って人生を狂わされたり、
金以外のなにかを得たり失ったりする脇の人たちとも言えます。
「ゴルゴ13」みたいな感じだな。

で、毎回必ず出てくるのは傀だけだけど、ほぼレギュラーの準レギュラーも結構います。
傀とつきあいの長い(深くはない)プロ雀士の安永、
傀に破滅させられた後そこから這い上がって
アウトローな第二の人生を歩みつつ傀と打つこともある江崎、
江崎の主人であり傀と表面上相互利益を与え合う関係にも見える華僑の大物・劉、
その他もろもろ。
全員たいていはどこか人の世の裏面をのぞいたり、そういうものにどっぷりつかっていたり、
そうじゃなくても俗界で俗っぽい感覚も持ちながら生きている人ばかりだけど、
最近ちょっとおもしろい人、石川さんが準レギュラー入りしたような(笑)。

石川さんは孫請けの町工場に勤める、
少し知的障害のある見たところ30代後半から40代くらいの小さなおじさん。
麻雀も仲間内でやる程度だけど、ルールもすべて覚えきれず、
リーチのかけ方もよくわからず、勝ち方は出あがり待ちのみ。
だけどなにか、なぜか、どこか違う。
絶対に振り込まないし、普通ではありえない待ちで上がってしまう。
読みや戦略なんて出来るはずもなく、
ほとんど超能力のような感覚や感性があって、つまりどこか傀に似ている。

で、石川さんも初登場の時、ひょんなことから傀と打つことになり、
やっぱり負けるんだけど、でもなんとなく傀の勝ち方も他の人に対するものとどこか違った。
たいていの相手を傀は、徹底的に叩きのめし、
最後の一円まで搾り取るような勝ち方をするんだけど、
石川さんに対しては(たしか)順位では負けで、
だけど石川さんと同じ打ち方で石川さんの上をいって見せ、
石川さんに敗北感や「こいつと打っても勝てね」という心理を刻み込むことで終わった。
そういう勝ち方しか出来なかったのか、
それともあえてそういう勝ち方で終えたのかはわからないけど、
でもなんとなく石川さんは傀にとってどこか他の人と違う存在には見えました。

で、今回石川さんが再登場して、これまたひょんなことから傀と再戦することになり、
やはり傀に負けはするんだけど、30万円ほど浮きが残っての負け。
これも傀があえてそうしたのか、
それとも傀でも石川さんを完全に負かすことが出来ないのか、それはわからない。

だけどやっぱりなんとなく、傀は石川さんと打ってるときは他の人と打つ時と違って、
どこか楽しそうに見えるんですよね。
傀とすべて同じというわけではないけど、感性のどこかが同じで、
その領域で打つことが出来る希有な存在。
傀に仲間意識とかシンパシー、さらに言えば孤独が寂しいという感情があるのかはわからないけど、
でも石川さんと打つ時の傀はやっぱりどこか楽しそう。
そんな風に見えます。

今回で石川さん再登場のお話は終わったけど、また出ることはきっとあるだろうな。
でも石川さんの場合、どうやって傀と同じ雀卓に座らせるかが難しい。
今回は恋が原動力だったけど(笑)、
石川さんの場合、無欲や純粋性が抜け落ちると感性が曇り、
途端に並以下の打ち手になってしまうから、
他の準レギュラーたちのように欲や傀に対するライバル心、
自分の麻雀を試す克己心を動機には出来ないからな。
特に傀は高レートの場でしか打たないから、より難しい。
でも安さんと石川さんが出会うと、ちょっとおもしろいかも。



天獅子 悦也
竹書房

「黒子のバスケ」ネタバレ入ります。








「黒子のバスケ」はネットでだいたいの設定を知って、機会があったら飛び飛びで読んで、
同じく時間が合ったらアニメ観てという感じなので、
キャラやストーリーが自分の中で安定してません(笑)。
どうやら今ジャンプでやってるのがウィンターカップ決勝で、
キセキの世代のラスボス的存在の赤司が相手なんだなというのはわかっている(笑)。

「敗北を知らない男」というと「バキ」の最凶死刑囚たちや
「究極超人あ~る」の鳥坂センパイを思い出しますが(笑)、
初めての負けにめっさ挫折なさっていて、意外と普通の高校生だったと。
そして高校一年生で挫折を味わうって、時期的にも意外と普通だなと(笑)。

でもどうやら赤ちんは二重人格っぽいし、そっちが出てきて立ち直り、
再度黒子たちを圧倒し、そして火神が第二の扉を開いて勝つと、
そういう感じになるのかなと、よく知りもしないのに漠然と考えています(笑)。

しかしもしこの展開だとしても、試合時間残り5分での話か…
やはり黒バスにもジャンプ時空は存在するな(笑)。
それとも同点で試合終了だと延長戦があったりするのかな。
そこはリアルのウィンターカップを知らないのでなんとも言えない(笑)。

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