サクラと紅茶

日常のことを書いていきます。 物書き志望でもあります。 第2回富士見ラノベ文芸賞 一次選考通過

2014年11月

世間の評判については知らないが、
唯たちの大学生活、あずにゃんたちが三年生になっての軽音部と、
どっちもなかなかおもしろかったのだ。
なぜそんなことを今さら言うかというと、図書館で見つけて久々に読んだから(笑)。

でも連載時から結構好きだったんだけどねー。
特にhigh schoolの方が好きだった。
実は本編の時も2年生チームは好きだったもので(照)。
アニメ二期の修学旅行留守番回は、個人的に神回です(笑)。

high schoolの新キャラ、スミーレと奥田さんも好きだったんだけどなー。
ムギとスミーレの関係とか特に好き。
もっとツッコんでいろいろ見てみたかった。

さわちゃんも相変わらずというか、
ダメモードと先生モードの間がないというか(笑)。
世代ごとのボーカルの決め方とかさわちゃん目線だと、
おもしろさと寂しさとが感じられて、これもまたいい。

これもアニメ化してもいいのになー、とは思うけど、今さら難しいのかなー。
スミーレの声は早見沙織さんでぜひ(笑)。

物事をきちんと見て、分析して、指摘することは不可欠だと思う。
問題なのは、それをする人たちに本当にそのための能力と資格があるのかということだと最近感じます。
選手はプレーを、
監督はチーム作りや采配を、
協会は全体の強化や運営を、
それぞれ結果や内容を分析され、評価され、あるいは酷評されます。
それはもちろん仕方がない話だと思う。プロなんだから。
それじゃ分析と評価のプロであるはずのメディアはどうか。
はっきり言うと、ライターだろうが他の何だろうが誰だろうが、
そのことを本当に試された人は誰一人いないと思っています。

具体的に言うと、記者が書く記事やライターが書くコラムの内容。
一つの試合、一つの事柄について様々なことが書かれます。
負け試合の時などは要約すると、
たいていは「こうだったからダメ、こうしないといけない」に尽きます。
ではその人が言う、こうだったからダメ、こうしないといけない、こうすればよくなるが
「本当に正しいかどうか」は、どうやって証明しているのか。
実際は何一つ証明されていません。
証明しようがないというのが真実ではあるでしょう。
「その人が言うとおり」に監督なり選手なり協会なりが行動しない限り、
実際はどうなるかはわからないんですから。

ましてすでに起こってしまったプレー、采配等に「こうすればよかった」と言っても、
過去が戻ってこない以上それこそ絶対証明しようがない。
だのになぜ証明も出来ないことをいかにも「正解」として主張出来るんでしょうか。
それも上から目線で。

おかしな話なんですよ。
ライターにとっての文章とその内容は、
選手にとってのプレー、監督にとっての采配と同じものであるはずなのに、
その正誤、有益か無益か、有害か無害か等についてはまったく吟味されないんですから。
いや、さっきも書きましたが吟味のしようがないというのが正しいとは思う。
仮にその人の言うのと違う方法でチームが結果を出したとしても、
「でもおれの考えが間違ってるとは言えない」とか
「おれの言うとおりにしてればもっとよくなった」と言える余地すらある。

評価される立場にある人たちに比べ、
これだけ圧倒的有利で絶対安全な場所にいる人たちの言うことを、
ぼく個人としては素直に聞く気にはなれないというのが最近の本音です。
少なくともプロとして選手たちと同じ土俵に立っているとは絶対に思えない。

「おれたちだって生活懸けてやってんだ!」というのは確かだと思う。
だけどそれは新聞や雑誌、ウェブの編集者に対してで、
「サッカーを見る目・分析力=サッカーの見識」に対してではないでしょう。
極端なところ、読まれる文章、売れる文章であるかどうかが第一で、
内容の正しさや有用さの証明はされていないという事実に代わりはない。

その評価は読者であるお前たちがすべきだろうと言われるかもしれないけど、
残念ながらぼくらも素人。
能力はもちろん、無責任さにおいてはさらに上を行く存在で、
それこそ編集者以上に「好き嫌い」で物事を判断しかねない。
実際ぼくが今これを書いてるのも
「絶対安全な場所から上から目線でこき下ろすヤツは大嫌いだ!」というのが
最大の動機だという自覚もありますし(苦笑い)。

だから本当は、ジャーナリストにしろライターにしろ他のメディアにしろ、
公正で正確な能力査定の方法があると一番いいんですが。
なにしろ資格試験があるわけでもないから、
極端な話「おれはプロだ」と自称すればOK、「でもしか教師」と変わりがない。
その気と行動力と運さえあれば、
ぼくでもサッカージャーナリストを名乗れる立場になれてしまうかもしれない。


ただ、最近、ライターの中にもちらほらとそのあたりを自覚しているような人たちが出てきたのも感じています。
別にその人たちも批判や問題提起をしないわけではないんだけど、
これまでの人たちとどこか違うような。
自分の意見はきちんとあるけど、それが絶対ではないというのをわきまえているというか。
このあたりは人間性といってしまえばそれまでなんだけど、
能力という点でもそれまでの人たちより上だというのは確かだと言えると思っています。
「人は完璧ではあり得ない」=「自分が見落としていること、
考えが及んでいないところが必ずある」という人界の真理をわきまえているという点で。

サッカーも人の世に存在する以上この土台の上にあるわけで、例外じゃない。
そこがわかってない人は、
わかっている人より視野の広さでも見識の高さでも及ばないのは確実で、
ぼくとしてはわかってる人たちの方が「有能」だと感じています。
あるいはわかっていてなお、なにがしかの狙いがあって
上からボロクソ言ってる人もいるかもしれないけど、
残念ながらそれを見分けるのは難しいし、また「狙い」が本当に有効かどうかもわからない。
「スラムダンク」陵南の田岡監督が
フクちゃんに厳しくしたのも理由はあったけど、逆効果だったしね(笑)。


とにかくサッカーの戦術やプレー、育成・運営その他もろもろが、
常に相手に先んじよう、遅れないようにしようと進歩や進化を余儀なくされ、
必死にそれらを追い求めているのに、メディアが十年一日のままでは話にならないでしょう。
むしろメディアの方が何歩も先に行ってないといけないのに。
「ヨーロッパがこうだから」で思考停止するのなら、なおのこと駄目だと思う。
もちろん先進国に倣うのは大切だけど、
何の考えもなく無批判に盲従するだけなら、
選手に「自分で考えるのが大事」なんて恥ずかしくて口にすることは出来ない。
前を走ってるのと同じラインばかり走ってたら、後ろにいる方が抜けるはずもない。
「そこはおれたちしか走れない」というラインはきっとあるはずで、
それを探すのはピッチ上だけじゃなく、ピッチ外も不可欠だ、と思っています。
ぼくらただのサッカー好きの素人も含めてね。

本日はJ2とJ3の最終節。
どちらも自動昇格&自動降格&J2の入れ替え戦組は決定しているので、
プレーオフとJ3の入れ替え戦組が決まる日。

J3は長野と町田の一騎打ち。
だったけど2位の長野がY.S.C.C.横浜に6-1で大勝したので
町田の結果関係なく入れ替え戦出場決定。
町田も藤枝に1-0で勝利して仕事は完遂したんだけど…
リーグ戦は1年通しての結果だから、納得はしていて、だからこそ死ぬほど悔しいだろう。

長野は昨夜の大地震の影響もあったかもしれん。
今日は長野のホームだったけど、
道路にヒビが入ったって場所から10km程度しか離れてないんだよなあ。
サッカーやってる場合かという気持ちもあったかもしれないが、
だからこそせめて勝たないとという気持ちもあったかもしれん。

なんにせよまだ何も決まっていないし何も得ていないという気持ちの方が強いだろう。
讃岐との入れ替え戦で勝たなければ、この一年に何の意味もなくなってしまう。
かといって讃岐に落ちてほしいとも思ってないだけに、こういう時は応援に困ってしまうよ。

個人的に入れ替え戦とかプレーオフは大好きなのでぜひ観に行きたいところなんですが、
さすがに長野や香川は遠い(苦笑い)。
せめてネット中継とかやってくれないかな。


J2もプレーオフ出場クラブが決定。
最後の最後で千葉が磐田をまくって3位、磐田は引き分けたため4位、
そして今日は負けちゃったけど大分も負けたため生き残った6位山形。
J1ライセンスがないためプレーオフには参加出来ない北九州は最終的に5位で終わったけど、
これは自信になるだろう。
悔しいは悔しいだろうけど、
小倉駅近くにJ1規格のスタジアムが作られるそうだし(新幹線停車駅最近スタジアムになるらしい)、
今回の結果は注目度やその他で少なからぬ追い風になったはずだ。

この結果プレーオフは、まず磐田vs山形が磐田ホームのヤマハスタジアムで準決勝、
これに勝った方が味の素スタジアムで千葉と決勝か。
実は今日まで決勝がおこなわれるスタジアムを勘違いしてまして、
まさか我らがホームでやるとは知らずに驚いております(照)。
これまで二年連続でプレーオフは観に行ってましたが今年はどうしようか迷ってて、
だけど味スタというのなら観に行こうかな(笑)。

磐田は自動昇格どころか優勝をデフォで今季スタートしたはずだろうに、
プレーオフ参加のみならず、それが4位でというと、想定外もいいところだったろう。
にしてもなんというか、どうも磐田と山形は因縁っぽいものが出来つつあるような(苦笑い)。
先週ヤマハスタジアムで戦ったばかりなのに、まただよ(苦笑い)。
それとちょっと前になるけど、
山形がJ1に昇格した開幕戦、ジュビロに6-2で勝って勢いに乗ったのも同じヤマスタだったわけだしなあ。

千葉は三度目の正直だ。プレーオフに関しては。
磐田や山形が嫌いというわけではないが、個人的には千葉を応援しているところはある。
なんだかんだで近いからアウェイもちょこちょこ行ってるし、
ヤザー(谷澤)や志有人(幸野)もいるし、
あとはまあ、J2生活も長く、プレーオフの地獄も連続で経験してるし、
なにより勝負弱さが同族意識を刺激してくるクラブでもあるので(苦笑い)。

千葉は今年後半から調子を上げてきて、
それもあって3位に上がったんだろうけど、
しかしどうも一昨年の状況にかぶるところが怖い(苦笑い)。
一昨年も最後の方は本当に強くて、
個人的にはJ1中位くらいの力は充分にあると思ってたんだけど、
プレーオフ決勝で押しながら得点できないうちに先に失点して敗退という結果だっただけにね。

さあてどうなることやら…

しかしなんだね。
ぼくだけかもしれないが、今年のプレーオフ参加クラブは、
あんまし意外性がなかったような気がするね(笑)。
千葉も磐田もJ1の印象は強いし、山形もJ1経験クラブだし。


で、さらにもう一つ二つしたのカテゴリーでも今日は大きな結果が一つ出た。
来季のJFL昇格を賭けての地域リーグ決勝大会。
今年は市原臨海でおこなわれるので行こうかなと思ってたんですが、ころっと忘れてて申し訳ない(汗)。
そして今日、岡山一成とユニフォームのデザインで有名な(笑)
奈良クラブが3位以内を決めてJFL昇格が決定。
たぶん現状、日本で一番有名な地域リーグクラブだろうな。
来季からは一番有名なJFLクラブか。

でも条件さえそろえば地域リーグから直接J3に行けるものだと思ってたけど、
そうでもないのかな。
どうもそのあたりが曖昧なような気がして。
いや、おれがちゃんと調べてないだけか(苦笑い)。
ただJFLが実質4部になってきてる印象はあるな。
レノファ山口が来季からJ3らしいし。
でもそうだとすると、J3が出来てJFL、地域リーグのクラブは
Jリーグへ参入するのに一つカテゴリーが増えてしまったことになってしまうな(汗)。
その辺をどう整合していくのか…

「今季ワースト2」
「これで勝ったらサッカーに失礼」
「相手が上位陣だったら3失点じゃすまなかった」
「何が悪いというのじゃなく全部悪い」

とまあこれくらいひどかったね、今日は(苦笑い)。
笑ってる場合じゃないんだが、
自分を怒ったり責めたりする資格もないような内容だったとも思うから、せめて自嘲する。

ぼくはアウェイはほとんど行かないんでもしかしたらもっとひどいのもあったかもしれないが、
今季でいえば川崎戦に次ぐワーストゲームだった。
今日はちょっと、金返せと本気で言われても言い返せないだろう。
前半からひどかったんで「せめて引き分けなら…」という気分だったが、
最後は「3失点ですんでよかった」というのが本心です。

なんだったんだろうね。
システムがどうこうとか采配がどうこうとか、そういうレベルじゃなかった。
笛吹けど踊らずそのままに、きっとなにをやってもダメだったろう。
コンディションがバラバラだったのか、モチベーションが上がらなかったのか。
とにかく複数の原因が重なっての、あのひどい内容だったんだろう。
そしてこれは、監督じゃなくて選手に責任を負ってほしい。
試合に入るためのコンディションやモチベーションまで監督に依存っていうのは、
さすがにプロとして問題があるでしょう。
「コンディションもモチベーションもバッチリですよ。後は監督が俺をどう使うかだけです」
という状態で試合に入るのがプロの仕事のはずだからね。


ただモチベーションに関しては、こちらにも責任なしとは言えないなと思うから、
あまり強くは責められないんだよな。
正直、観てるこっちも何を目標にすればいいか微妙にわからん試合だった。

これに勝ったからといって上位にいけるものでもないし、降格するわけでもない。
相手も上位ではなく似たような順位。
また今日は動員をかけたらしく、久方ぶりに4万越え(42,059人)。
だけど正直、人は多くても密度は薄いというのはあったよね(苦笑い)。
これはまあ仕方ない。
来てくれ来てくれ言っても、サッカーにもFC東京にも興味がなければ来てくれるはずもないので、
動員かけてこれだけ来てくれるというのはそれだけでありがたい。
今日新しく来てくれた中で一割でもリピーターになってくれたらありがたくてしょうがない。

そんな中、味スタ来るのは初めて、あるいは久しぶりという人でも、
東京の順位とか選手(主に代表)をいつもチェックしてくれてる隠れサポーターだってたくさんいると思う。
そんなリーグの状況を知っているからこそ、今日盛り上がれなかったというのもあるはず(苦笑い)。
これで首位決戦とかだと盛り上がるんだろうけど、これは言っても詮ない話だ。


で、そういうふわふわした空気が試合にも影響した面もあるだろう。
11月にしてはあったかい気温というのも一因だったかもしれない。
気象条件って馬鹿に出来ないからね。
そんなもろもろの条件が重なり、
いくらプロとはいえ選手もモチベーションを保ちにくい状況ではあったと思う。

だけどそれでもやはり、今日はブーイングを受けても仕方がないと思ってほしい。
悪いなら悪いなりに、もっと全力でプレーしてほしかった。
明らかに体は重く、気持ちも乗らず、たまにフル加速でプレスかけてもそれが続かない。
あっちの選手ががんばってる時はそっちの選手が動かず、
そっちの選手が全力で走ってる時はこっちの選手が動かない。
パスもつながらず、セカンドボールもほとんど拾えない。

そんな悪循環の中、選手も悪い意味で全力を尽くせなかった。
あえて「尽くさなかった」というべきだろうか。
試合が終わった後、ぶっ倒れる選手は一人もいなかった。
あの内容じゃ気持ちも乗らないし体も重いしというのはわかるけど、
でもそういう悪循環を押しとどめ、押し返し、断ち切って自分たちのペースに持ってくるのは、
球際の激しさや、相手がうんざりするほどのしつこさしかない。
一人一人のプレスが連動しなければもっとピンチになるところもあるかもしれない。
だけど今日の内容であれ以上悪くなるなんてことはまずないでしょう。
すでに普段のサッカーは出来なかった。
だとすれば、剥き出しのガムシャラさで無理矢理にでも相手に食らいつき、
食いちぎるような荒々しさ、猛々しさを見せてほしかった。
それであればたとえもっと点を取られて負けたとしても、
今よりはいい気分で帰れたはずだ。

だけど今日そういう選手はほとんどいなかった。
羽生先生くらいだったろうか。
ヨネ(米本)ですら、いつものしつこさがほとんど観られなかった。

調子いい時にそれが出来るのはわかってる。
むしろこれが出来るからこそ調子がよかった。
だけど今日のような悪いときは悪いまんま、抵抗もせず漫然と時間を潰し続け、
結局90分間なにも出来ないままだった。
実は今日一番がっかりしてるのはそこなんですよね。
悪いときに踏ん張って、そこから盛り返すなにかを、この10年以上、ずーっと待っている。
今年はそれが出来るかと期待してたんだけど、やっぱりいつも通りだった。
きっと順位もいつも通りで終わるんだろう。

ただ、失望はしていてもそこまで落ち込んでいないのは、やはりいい時を覚えているから。
また今年はマッシモさん初年度というのも忘れていない。
今年は可能性を見せてくれればというのがあったし、それは充分見せてもらった。
来年には足りないものをさらに身につけ、遅くとも再来年には最も欲しているものを手に入れる。
そういう気構えがあるにはあるからね。
ただし来年も今年と同じような、
今日のような失望しか生まないような試合をやるようであれば、さすがにちょっと考えるけどね。
負けるのは仕方ないんだ。
いやよくはないけど、同じ負けるにしても負け方ってものがある。
今日のような負け方を一年で一回でもやるようなら、ぼくとしてはその年はダメ、という気分です。

なんにせよ、とりあえず、今夜は酒飲んで寝ます。
さすがによどんだ気分はぬぐえない…

アレだけクセのある代表選手のほとんどが
「キャプテンは長谷部さん」と口をそろえて言う。
めんどくさいことを押しつけたいという学級委員的発想をするはずもないから、
きっと長谷部には何か特別な人格や影響力があるんだろう。
それは外から見てたり、いろんな人の評価を聞いたりすると表面はわかるんだけど、
「それほどまでに」というのはやはり代表に入ってじゃないとわからないんだろうなあ

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