サクラと紅茶

日常のことを書いていきます。 ただしFC東京のことが多めかもしれません(笑)。 試合当日や次の日は特に多いかもしれません(笑)。 物書き志望でもあります。 第2回富士見ラノベ文芸賞 一次選考通過

2016年09月

一応毎日、風呂には入る前に体重を測っています。
だいたい60キロ前後で横ばいだったんですが、
どうも最近、微妙に落ち始めてます。
体重計には58キロ台が表示されることが多く、ここ二、三日は57キロ台。

ぼくは身長170cmなので、平均体重は64キロくらいになります。
「平均」で「適正」ではないので
あまりそこにこだわりはないんですが、それでもフェザー級はなあ。
いや、スーパーフェザーか(苦笑い)。
どっちにしろボクサーじゃないんだから(苦笑い)。
(ボクシングの階級でフェザー級は55.338キロ~57.153キロ。平均身長は167~169cm。スーパーフェザー級は57.153キロ~58.967キロ。平均身長169~171cm)


まあ原因に思い当たるところはあります。
最近の仕事が肉体労働とまでは言わずとも、
デスクワークよりは身体を使うものなので、その影響があるんでしょう。


あとはあまり空腹にならないというのもある(苦笑い)。
朝は納豆ご飯、昼はおにぎり、夜はそれなりにしっかりという感じで、
それだけでそこそこ普通に生活できてしまう。
栄養はそれなりに気を使っているし、
体調も悪くないので問題ないといえばいえます。
ただある程度太っている方が長生きするなんてデータもあるようなので、
もう少しどうにかした方がいいのかなー、とも考えたりしてるわけなんですよ。


もっとも、それならただもっと食えばいいだけで、
体重はすぐにでも増加するでしょうが(笑)。


あとは筋肉が落ちてきているのかもしれないなあ。
もうちょっと筋トレしてみるのもいいかもしれない。
できればきちんと専門家にメニューを組んでもらって。
マッチョになりたいとは思わないですが、
細マッチョで一生を過ごしたいとは思っています(笑)。

黒子のバスケ 3rd SEASON 9 [DVD]
小野賢章
バンダイビジュアル
2015-12-24



「黒子のバスケ」は、なんだかんだでアニマックスで全話観てしまい、
原作も全部読んでしまいました(笑)。
主題歌は三期の「Punky Funky Love」が一番好きだな。


で、そのアニマックスで、まだ観てなかった「75.5話」っていうの放送してたんですが、
これってOVAだったんですね。
そして予想よりずっとおもしろかったんで驚いてます(笑)。

ネタバレ入ります。


最終回75話の後日談だけど、正確には前日談になるんだろうか。
原作でも示唆されていた、
黒子の誕生日におこなわれたキセキの世代が全員そろってのストバスの話が、
アニメの完全オリジナルで詳細に語られてた。
しかも内容にまったく違和感もなく、
これは「はじめの一歩」の鷹村と鴨川会長の出会いが描かれたOVAに匹敵するくらいの良作だったですよ。


まず発案・企画は桃井さん。
桃井さんはいい子やねえ。
最終的にはなんだかんだで青峰とくっつくところしか想像できないんだが(苦笑い)。
高校卒業してジャヴァウォックとの戦いを経験したこともあり、
国内の大学に行ってもしょうがないと考えた青峰が
「アメリカ行ってくらあ」なんて渡米しちゃうのに
「大ちゃんが外国で一人で生活なんてできるわけないでしょう!」とか言ってついてって、
そのあともなんだかんだあってなし崩し的に(笑)。


そのさつきの企画にあっさり参加を決める青峰。
すっかり丸くなって。
これは黒子のおかげもあるだろうけど、なにより火神の存在が大きいんだろうな。

他のキセキの世代は「いつまでも同じライン」にいる感覚があるんだろうけど、
火神は遙か後方にいたにも関わらず、猛烈な勢いで追いつかれ、
追い抜かれたとまでは言わずともほぼ同じラインに並び、しかも一回負かされた。

加えてあの成長速度を考えると、ちょっとでも手を抜けばあっさり追い抜かれ、
今度は自分が遙か後方に置いていかれかねない。
青峰が「キセキの力」に開眼してからずーっと求めてた存在そのものだからねー。


その火神は、今回登場早々不憫(笑)。
アニメ特有のご都合主義ではあるけれど、
あのタイミングで桃井さんから電話がかかってくるのは絶妙すぎる(笑)。

「31日あいてるか?」「あいてますよ」「それならよ…」「あ、電話です、ちょっと待ってください」

あと数秒電話が遅かったら、
そこで火神との約束が成立して話が終わってたからな(笑)。

でもこういうのってベタなパターンからすると、
黒子に「それで火神くんの用事は?」とか尋ねられたら、
「いやべつに…」と答えて、そこではうやむやになるけど、
あとで何かちょっとしたキッカケや偶然があって
「誕生パーティーをしたい」というのが黒子に伝わって…
みたいな流れになると思うんだけど、
そういうのがなく、
きちんと思いやりと会話とでストバスもパーティーも約束できたのがよかったね。
いいかげん、あのパターンも飽きてきてるから(苦笑い)。


そしてキセキの世代とのストバスの話を聞いても
「俺も行く!」と言わず自重したのもエラい(笑)。
さすがに黒子とキセキの因縁や複雑すぎる関係を思えば、
雪解けして最初の全員集合の機会。
察するというか、空気を読んだな、バカガミでも(笑)。


他のキセキへのお誘いもそれぞれ個性があってよかったね。
ほっとけば桃井ちゃんじゃなく
コイツが企画しかねなかった黄瀬は問題ないほどチョロい(笑)。

めんどくさいかと思いつつ、実はチョロかった緑間慎ちゃんもOK(笑)。
こいつカラオケ行ったときも、
最初は「絶対歌わん」とかメッチャ拒否しときながら、
一回受け入れたら二、三曲、一気に熱唱するタイプだな(笑)。


オレ司に戻った赤司くんも快諾。
しかしオレ司くんはホントに紳士で、
返ってボク司よりつきあい方というか
距離感に戸惑うところがあるのは俺だけだろうか?(笑)


そして唯一にして最大の難関が紫原だったか(笑)。
「めんどくさい」を隠さず、
「嫌なモノは嫌」をハッキリ言ってくる相手には意外と対抗する術がない。

もっとも紫原っちは「菓子で釣れる」という最大の弱点があるから、そこはね(笑)。
自分の案を却下された青峰が
「俺の作戦とたいして変わらねえんじゃん」と桃井さんにツッコむのも当然だが、
弱点が同じだからしょうがない(笑)。

でもこのあたり
「外堀から埋めて強制的に上京させよう」というオレ司くんは一枚上手だったな。
隙もないだけに(あるかもしれないけど描写されてない)、
本当に出来杉くんか完璧超人かってところだな。
つきあう女子は大変だよ(笑)。


そして氷室くんは火神の「お兄さん」から紫原の「お母さん」へと、
すっかりクラスチェンジしているな(笑)。
おそらく全キャラ中、屈指の女子力の高さ、そして旦那力の高さだ(笑)。
料理にオリーブオイルを多用するのは、やはりアレを意識してのことだろうな。
ぼくはあの番組観てないんですが(笑)。


キセキのストバスもおもしろかったね。
カネ取れるレベルだと思うが、
あの世界だとあれでもプロレベルではないのかもしれないから恐ろしい(笑)。

紫原がティップオフ取って慎ちゃんがボール受けてその場でスリー打って終わり。
実戦だと最強パターンの一つだろうけど、
青峰の「ワンプレーで終わらせてんじゃねえ」ってツッコミが好き(笑)。
それに乗る黄瀬っちと、まったく動じず我が道をゆく慎ちゃんも(笑)。


黒子のパスを受けた青峰が決めてグータッチ。
桃井さんじゃなくても泣きそうになるわなあ、あれは。


あと今さらだけど、
やはり黒子の力を最大限まで引き出せるのは赤司なのかなあ、
なんて思ったりもしました。
「黒子がいるとゲームメイクが楽しい」と言っていたけど、
たぶん楽しい以上のこともやれるはず。
普通のPGの発想が二次元止まりなら、三次元まで含めたような発想で、
しかもその発想を現実化する技術もある。
視界に入らないどころか、発想や意識の外から来るようなプレーで、
そんなもん繰り出されたら、
相手はまともに動くことすらできなくなるだろうけど(苦笑い)。


チーム分けをしなおしても、どうしても黒子と同じチームになれない黄瀬と、
どんなチームに入っても必ず勝つ赤司。
なんて「らしく」て、なんて残念(笑)。
しかし黄瀬はなんであんな残念属性がついちゃったんだろうねえ(笑)。
個人的には将来的に、キセキの中で最強になると思ってるんだが。


桃井ちゃんが入ったときのゲームはどんなだったのかも、ちょっと観たかったかな。
なんだかんだでお豆扱いで、
黒子のパスからシュート決めさせてあげたんだろうけど(笑)。
でも意外と今回のことで、
黒子も桃井さんのことが意識の中に入ってきたかもしれないな。
黒子は全国大会優勝もだけど、こっちの方をより望んでいた風にも見える。
だから黒子が一番望んでいたものを与えてくれたわけだ。
フラグが立ってもおかしくない。


そのあとは黒子の誕生パーティーへ全員参加だけど、
本当にほとんど不自然さがなく全員を参加させた脚本に拍手です。
たしかにキセキの世代が全員ゾロゾロやってきたら、
火神や誠凛バスケ部じゃなくてもビビるわ(笑)。


で、木吉と紫原の奇妙で微妙な関係も続いていておもしろかった(笑)。
紫原にしてみれば、黒子はプレー的に認めているからまだしもだけど、
プレーでは自分にまったく通用しなかったくせに、
結局ヒネリ潰せなかった男として、
木吉に対して妙に苦手意識ができあがっちゃってるのかもしれないな。
木吉の方はまったくそういうの関係なく、あっけらかんなだけだが(笑)。


そういや下世話な話になりますが、リコと木吉は以前つきあってたそうで、
だとするとそーゆー関係になってたのかなーなどと考えてしまったりしています(照)。
だってコーコーセーだからねえ、なんだかんだで(苦笑い)。


奇妙な関係といえばもう一組。ライオンとチワワ(笑)。
ボク司のときとはいえ、大会前にハサミとかオヤコロとか見せつけられた上に、
決勝でマークにつかされてプレッシャーだけで潰されたとなれば、
降旗くん、気持ちはわからんでもない(笑)。
赤司の方はオレ司だし、基本的に誰に対しても礼儀正しかったり、
誰の尊厳でも大事にするタイプっぽいし、
コートで自分と対峙するだけでどれだけ消耗するかもわかってるだろうから、
降旗に対してもごく自然に対応してるんだろうが。
あんだけビビるのも仕方ないと自覚した上で(笑)。


いやそれにしても、とても30分の作品とは思えないくらいボリュームと、
それをまとめあげたスタッフの手腕に感嘆してしまいました。
45分とか1時間モノでやってもおかしくない内容だった。
普通、あそこまで詰め込めば、どこか無理を感じるところだけど、
そういうところほとんどなかったもんなあ。
久々に心から感心してしまった。

ただ一つだけ気になったのは、あの年代があの人数いて、
食材は足りたんだろうかということだな(笑)。
だって高校生くらいなら、
なんのスポーツもやってなくても底なしかってくらい食うのに、
全員運動部員のうえ、バスケ部だけに全体的に体格も大きく、
それどころか190cm~2mの規格外までいる。
食べ放題のバイキングで食材食い尽くしても足りないんじゃないかってメンツだよ(笑)。

そんな中でも一番食ったのは、じつは赤司なんじゃないかと思ってる(笑)。
アイツはなんだかんだでどんな勝負にも負けないからな(笑)。
火神や青峰や紫原が食い過ぎて悶絶してる横で、
涼しい顔してペロリと連中以上の量を食ってしまってるイメージがあるよ(笑)。

ぼくはケーブルテレビで観ているCSのキッズステーションでは、
土曜の深夜に「サンライズDX」という番組をやってくれています。
アニメ製作会社のサンライズが作った作品を
2時間ばかり続けて放送してくれるわけなんですが、
これがねえ、いろいろピンポイントで
こちらのツボを突いてくるラインナップが多いわけですよ(笑)。


昔、OVA(オリジナルビデオアニメーション)というのが流行った時期がありました。
主にビデオデッキが普及しはじめた80年代半ばから90年代にかけて、
テレビ放送を前提としない、
ビデオ発売のみを目的として制作されたアニメーションのことで、
テレビシリーズの外伝や番外編、後日談みたいなのを作られることもありましたが、
完全オリジナル作品もずいぶんあります。
今はもうほとんど廃(すた)れてしまいましたが、
レンタルビデオが隆盛を誇っていた時期には、相当数作られていたんじゃないかな。
「アニメディア」の姉妹誌で、
アニメビデオ専門誌「アニメV」なんてのも売られてたくらいだからね(笑)。


OVAの一つの究極の形は、おそらく「銀河英雄伝説」だろうと思います。
なんせ1話(1本)30分の作品を10年かけて全110話制作したんだからね(笑)。
その他外伝も52話作られているし、ちょっと空前絶後だよね、きっと(笑)。


で、サンライズもOVAをたくさん作ってくれてまして、
おそらくぼくが最もオタク力(ちから)にあふれていたのはこの時期のはず(笑)。
購入までは難しかったんですが、
レンタルビデオショップで借りられるもので観たいモノは全部観てました。
当時はレンタルショップも雨後の竹の子のごとく至る所にありまして、
当然店によって品ぞろえも違います。
だからいろんなショップの会員になって、
観たい作品を探してレンタルショップ行脚をするのもしょっちゅうです(笑)。


自転車圏内のご近所だけでも6~7軒、あるいはもっとあったけど、
それでも観られない作品があったときはアキバのリバティに行ってたな(笑)。
今はもうなくなっちゃったけど、リバティ5号館の地下一階に、
あらゆるアニメビデオやCDがそろってるレンタル屋がありまして、
最後の手段としてそこへ通うこともしばしばでした(笑)。
あくまで最後の手段なのは、さすがに多少遠くて、
一泊二日とか二泊三日だと返却が厳しかったり、
また行っても借りられていることも多く、けっこうなバクチでもあったからです。
近場ですませられれば、それに越したことはないからね(苦笑い)。


で、当時そんな風にがんばって観てた作品をたくさん放送してくれるので、
これはもうたまらんものがありましてね(照)。
サンライズ作品は、あの頃もほぼメインで観てた感覚があるから特に。

先週までは「装甲騎兵ボトムズ」の外伝的作品「機甲猟兵メロウリンク」がやっていた。
これは完全にOVA専用の作品で、30分1話で全12話。
完全に1クール作品ですよ(笑)。
でも当時はこういうのは他にもけっこうあったんですよね。
多かったのは全三話(全三巻)の作品だった印象です。
あとは全二巻とか、一巻のみとか。

制作のペースは月1本とか、三ヶ月や数ヶ月に1本とかのペースだったかな。
制作費にもよるだろうけど、
だから結構なクオリティの作品もかなりあったんじゃないかな。
「じゃないかな」というのは、
ぼくはあまりそういうのを気にしないで楽しめるタイプなので、
よく覚えていないのです(苦笑い)。


さっきも書いたようにOVAも今ではすっかり廃(すた)れちゃったけど、
でも個人的にはなんとなく、
深夜アニメがその役割を担(にな)っているような気がしています。
テレビアニメ、特に昔は夕方やゴールデンタイムがメインの時間帯だったから、
あんまり突飛な作品は作れない。
OVAはそのあたりを埋めるような作品も多かった。
だけど今は深夜アニメという、かなり自由にやれる時間帯で、
これでもかって数が作られてるからね。
全部観られてる人なんてほとんどいないくらい(苦笑い)。
その意味では、廃れたというより、発展解消というのが正しいかもしれないな。


そして今週からのサンライズDXは
「リーンの翼」と「思春期美少女合体ロボ ジーマイン」。
リーンの翼は観てなかったのでちょうどよかったですが、
まさかジーマインを持ってくるとは(笑)。
リアル世代も知らない人の方が多いんじゃないかと思うような作品ですが、
これに目を付けるセンスに対してだけで脱帽ですわ(笑)。

ぼくはそもそも歌のうまい下手を評価する基準や手段、
何より「耳」を持ってないので、その辺はわかりません。
他の人は何を基準にしているんだろうと疑問に思うこともありますが、
「うまく聞こえる歌い方」というのはあるだろうな、と、やや意地悪く考えたりはします(苦笑い)。


ただ声優さんの場合は、うまい下手はあんまりどうでもいいなあという気持ちが強いです。
同じ「声」を武器にしてはいますが、歌と演技はまったくフィールドが違う。
それこそ同じ球技だからといって、サッカー選手に野球やらすようなものだと(苦笑い)。
そこまでの違いはないにしても、野球とソフトボールくらいの差はあると思う。
それだけでもプレイヤーにとってはかなりの違和感はあるかもしれないです。
ホノオモユル先生も「マンガ描きに似顔絵を頼むのはスジ違いだ!」とおっしゃってましたし(笑)。

もっとも、スポーツ選手もプロになるほど一流だと、
そもそもの基礎身体能力やスポーツ勘などがぼくら凡人を遙かに凌駕するので、
どんなスポーツでもちょっとやるだけで絶対届かない領域まで行ってしまうそうですが(笑)、
声優さんもプロとしてやってる人たちは、個人差はあるだろうけど、
歌に関してもそういう領域にいるのかもしれないな。


ただ、歌手や俳優が声優をやると総スカンされることが多いけど、
その逆だと賞賛されることが多いのは、ちとヒイキが過ぎるかなと思うことはある(苦笑い)。


で、ぼく個人としては声優さんがご本人として出している歌とかCDとかにはあまり興味はないんですが(申し訳ない(汗))、
キャラソンとか主題歌とか作中の挿入歌とかだと好きなのは多いかな(笑)。
やはり作品や演技などの本業をベースにした上で、
それを補強するようなものである方が、より声優さんの力量が活きる気がするもので。
というか、観てるこっちも感情移入しやすいので(照)。

その際、うまい下手は本当にどうでもよく、キャラに合ってるかどうかが最重要で、
妙にうまく歌われてもキャラに合ってなかったら全然感情移入できないこともある(苦笑い)。
むしろ下手に歌ってもらった方が入り込めるっていうのも多いし、
キャラにあわせてわざと「演技」いることもあるだろう。
だからそういうのを「ズコー!」とかバカにしているのを見ると、
逆にこちらが「なんだかなー」という気持ちになることもあるよ(苦笑い)。


ちなみにいま偶然、
「Process」by宮部紅葉(CV:伊藤静in我が家のお稲荷さま。)を聴いています。
お気に入りの挿入歌兼キャラソンです(笑)。

以前「サブタイトルでネタバレ」のときにも書いたけど、
http://suntu500.blog.jp/archives/1055879829.html
今回も「フラグは必ず回収されなければならない」とか
「最終回が自分の希望と違った」というだけでさんざんにこきおろす、
視聴者とか読者の思考の硬直化の方が気になります。
特に主力となるべき若い世代にその傾向が強いようで、ちょっと眉をひそめる気分。


個人的には実は、あまりフラグ回収にこだわりはありません。
むしろあまりにフラグを丁寧に回収されると白けるところすらある。

だって現実でフラグがすべて回収されるなんて、まずほとんどないでしょう?
それがフィクションだって言われればそうかもだけど、
フィクションはどれだけ現実感(リアリティ)を作品に与えられるかが勝負と言っていい。
特にフラグ回収を強く求められる作品はリアリティを大事にするものが多く、
それだけにすべてフラグを回収されると嘘っぽさが表面に強く出て、白けるわけです。
そのあたりの矛盾をいかに整合させるかの匙(さじ)加減が演出力の一つだと思っています。


あと「最終回がなんでこうなった」というけれど、
これも言い換えれば「自分にとってつまらない、納得いかない最終回だった」という、
個人の嗜好にしか過ぎず、
普遍的に、誰にとっても「つまらない」「駄作」という評価にすり替えるのは
傲慢から来る勘違いでしかない。
たとえそれが視聴者ほとんど全員の感想であったとしてもです。

最近で言えば「くまみこ」が一番荒れたと思うけど、個人的には
「別におもしろかったわけじゃないけどそこまで目くじら立てるようなことじゃないだろう」
というのが感想です。

この評価を「間違ってる」とされる根拠はどこにもない。
「だって観ればわかるだろう。わかんないの?」「みんなそう言ってる」は
「思い込み」 であって客観的で公正な評価基準では、まったくない。

前者はいかにも「わかってる」っぽい雰囲気があってカッコよく見えるかもしれないが
(それこそマンガやらアニメで「わかってる」主役側のキャラがこういうタイプ多いし(笑))、
実は根拠はその人の感性でしかない。
特にフィクションの「おもしろい」「つまらない」は完全に個人の感性に帰せられるだけに、
そこに優劣や上下は一切ないです。


また後者は多数決で他人の感性をねじ伏せようというわけで、最悪の部類の一つでしょう。

たとえば内容はチープでちっともおもしろくないのに、
人気のタレントが出てるだけで視聴率は高いドラマがあるとする。
こういうのを絶賛する人を「にわか」と蔑(さげす)む人も多いと思うけど、
でも高視聴率=支持者大多数というのは確かだ。
それが不支持者より圧倒的に多かったとき、
「えー、あのドラマのおもしろさがわかんないの? おかしいんじゃないの?」
と言われて素直に自分の意見や評価を翻(ひるがえ)すんじゃなければ、
「みんなが言ってるから」を根拠にすることは許されない。


それに「世間的にあまり知られてないし評価もされてないけど、おれにとってこれは大傑作だ」
という映画やアニメやドラマや小説の三つや四つ、誰にでもあると思います。
その評価も「みんなが支持しないから」を理由に翻すのかって話ですよ。


最近、久しぶりに横山三国志を読んでいて、
偶然にも「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」のあたりを読みました。
馬謖は将来を嘱望されていた秀才だったけど、
兵法書を盲信して現実の戦場を見ず大敗し、責任を取って殺された人で、
「タイトルでネタバレはしてはいけない」「フラグは必ずすべて回収されなければならない」など
「こう決まっているから(書かれてるから)こうしなければならない」というのは、
知識はたくさんあるが現実に活かすことができない馬謖に通じるところがある。
これは馬謖のように斬られることはなくても、
アニメなりなんなりの進化や進歩の足を引っ張る可能性は大いにあるだけに、
留意すべきことだろうと思います。


まあ若い方が思い込みが強くて視野が狭くなるのは
実体験があるだけに強くは言えないが(苦笑い)、
でもこういう見方もあるというのは覚えておいて損はないと思ったりはしています。

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