サクラと紅茶

日常のことを書いていきます。 ただしFC東京のことが多めかもしれません(笑)。 試合当日や次の日は特に多いかもしれません(笑)。 物書き志望でもあります。 第2回富士見ラノベ文芸賞 一次選考通過

2017年04月

ちょっと前、Twitterで話題になっていた
人間プラモさんの「映画大好きポンポさん」というマンガ。
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62252019
人間プラモさんはクリエイティブに関するお仕事をなさってる方のようですが、
Pixivに上げられていたこれはお仕事ではないみたい。
だけどすごくおもしろかった!
どうおもしろいかは読んでもらうのが一番ですが、ぼくが感じた最も心地よい部分は、
最初から最後まで「作品」として完結しているところでした。


もちろん商業誌のマンガだって作品としてのおもしろさもあります。
だけどそこはどうしても売り上げを気にせざるを得ず、
毎週毎月、一回ごとに盛り上げて読者を引きつけつづけないといけない。
また人気が出なければ途中で打ち切りになり、
逆に人気が出れば最初の予定とは違う展開にして延ばさないといけなくなる。
もちろんそれがおもしろさにつながる面もあります。


が、「映画大好きポンポさん」を読むと、その辺のストレスがないんですよね。
この作品だって、作中で盛り上げがあり、読者を飽きさせない工夫もたくさん用意されている。
だけどそれが「週ごと」という制約ないため、
作者さんの意図だけで構成されていて、すごくしっくりくるんです。
ラストシーンから逆算して、どういうストーリーにするかきちんと構想されていて、
しかもその構想を現実化する力量があるというか。
雑誌連載を一冊にまとめた小説と、最初から「書き下ろし」として書かれた小説の違いかな。
最近は雑誌連載の方が珍しいが(苦笑い)。
いや、web小説が増えてきたから逆に珍しくないのか。


もう一つ喩えるなら、胃や舌、栄養まで考慮され、
全体を通して客を満足させることを意図したコース料理を食べたような感じかな。
食後(読後)に極端な満腹感もなく、舌に強い味も残っておらず、
ただ「おいしかった」という満足感だけが残るような。


ぼくも週刊・月刊の連載マンガと、
それをまとめた単行本に慣らされていたのですっかり忘れていましたが、
こういう「描き下ろし」のマンガにもすごい魅力がある。
これはどこかの出版社が単行本にして全国販売してほしいよ。
週刊・月刊のマンガしか知らない読者に、新しい心地よさを与えてくれると思うから。


人間プラモさん、他にもいくつか作品(マンガだけでなくイラストも)をアップなさってますし、
Pixiv見られる方にオススメです。

すっごい昔にドラマ「俺たちは天使だ!」について書いてみようとか言ってましたが、そのまま放置してたな(照)。
http://suntu500.blog.jp/archives/1058773436.html
久しぶりに書いてみようかなと。
あとこれ専用のブログやサイトも作ってみてもいいかもしれない。
めざせ「俺天」検索トップで(笑)。



「俺たちは天使だ!」の舞台や用語についてちょこちょこと書いてみようと思います。
ウィキペディアやネットで調べればいろいろわかることではありますが、
ぼくの主観や好みもいろいろ付け加えて(笑)。


舞台は東京、港区青山周辺。
登場する主な組織(?)は3つ。


一つは当然「麻生探偵事務所」。
茜台ハイツという高級マンションの一室に設けられた探偵事務所で、
主人公(の一人)であるキャプテンこと麻生雅人の住居でもあります。


部屋の間取りは広いリビングを事務所として使い、あとはキャプテンの寝室とキッチン。
他の部屋もあるかもしれませんが作中では出てきませんでした。
バス・トイレ付(それぞれ別)。


使用する車は二台。
赤いシボレー・カマロLTという高級車(運転はキャプテン)と、
いすゞ・ジェミニ(PF50型)(運転は主にキャプテン以外の三人)。
他の車を使うこともありますが、そういう時、
その車は確実に敵対者に爆破されたりするのは当時のこの手のドラマのお約束(笑)。


このように高級志向で外ヅラはいいですが、
経営状態には常に厳しく、家賃は滞納気味(苦笑い)。
主な食事は鰺(アジ)サンド。
コーヒーは出がらしのアメリカン(淹れるというより煮る(苦笑い))。
お茶もほとんどお湯。
ただしお金持ちで払いのいい客用にブルーマウンテンは常備している(笑)。


二つ目は「藤波法律事務所」。
麻生探偵事務所と同じマンションの同じ階にある法律事務所。
所長は藤波昭彦弁護士(麻生探偵事務所の秘書である藤波悠子の実兄)。
助手は関谷久美子。


主に刑事事件を専門にしています。
信頼のおける、正義派で実力のある事務所だが、
所長が金に無頓着なところがあり、
経営状態は麻生探偵事務所と似たようなものらしい(苦笑い)。


麻生探偵事務所とは自然な提携関係にあり、
探偵では手に入れにくい裏の情報や法的な知識を提供したり、
逆に法律事務所では難しい調査を麻生探偵事務所に頼んだり、
また探偵業務で人手が必要だったり藤波法律事務所で突発的な金銭が必要になったとき(本のツケなど)に久美が「アルバイト」として麻生探偵事務所の調査に参加したりと、
いろいろ持ちつ持たれつの間柄です。


所長である藤波弁護士が大好物のため、多数・多種類のカップラーメンを常備しています。


三つ目は「新妻警察署
麻生探偵事務所や藤波法律事務所の地区を管轄している警察署。
キャプテンである麻生雅人は元刑事で、この警察署の刑事課に勤めていました。


現在の刑事課は、南雲隆之捜査係長、桂順次刑事、金沢正夫刑事、神保雄三刑事が主なメンバー。
このうち南雲、桂、金沢は刑事時代の麻生と仕事をしたことがあるが、
神保のみ当時の麻生と面識はありません。


現在は一民間人となった麻生だが、
当時の「人脈」を活かし、彼らから暗黙で情報を仕入れたり、ひそかに協力したりすることもあります。


この他に各回の「悪役」として、暴力団、政財界のフィクサー(黒幕)、暴走族、ライバルの探偵なども出てきますが、
一話完結のドラマなのでたいていその回のみで、何回も出てくる相手はいません。
特に暴力団はほぼ毎回出てくるんですが、
たいてい名前が「潮(うしお)商事or潮会」「紅(くれない)興業」のどちらかになっております。
しかし名前は同じでも、組長も組員も違うまったく別の組織という不思議な世界でもあります(笑)。




ヤングガンガン連載中「八雲さんは餌づけがしたい。」の3巻が昨日4/25発売だったので買ってきました。
「とらのあな」の特典が描き下ろし小冊子(「暇を持て余した未亡人(28)が男子高校生の前でニャンニャンしてしまう本」)なのでそこで購入。
これまで特典目当てで1巻も2巻もとらのあなで買って、
その時は普通に平台に置かれてただけだったんですが、
今回は独立コーナーができていた。
さすが累計40万部突破作品(笑)。


内容についてネタバレ入ります。


■第15膳 大和さくらも餌づけがしたい。

前巻で話に出てきた大和の妹、さくら(小四)が登場。
ライン送っても既読スルーで1週間連絡が取れない兄の様子を見に来たそうで、
最初は大和とさほど親密ではない風を装っていた八雲さんでしたが、
大和の方は家族に八雲さんのことは連絡済みだったようで、すぐにバレバレ。
八雲さんの立場からすれば、
確かにあまりおおやけにするのはどうか…という面もある関係だけに、
そこにあまりこだわらない大和(と彼の家族)に少し拍子抜けしたみたい。
あと大和はしっかり八雲さんに食費は払っていることが判明して一安心(笑)
(米は持ってきてたと書いてたけどね)。


大和に似て目つきが少し悪く、ややテンションは低く、
いろんなことに無頓着な兄に口うるさいが、基本は普通の小学生。
料理も初めての経験で、兄のために作った特大ハンバーグは形が悪く、
少し落ち込むけどそこは八雲さんのフォローで問題なし。
兄の方も問題なく完食。
量が多ければ満足というのが本心だろうけども(笑)。


八雲さんにとっては下手すると娘くらいの年齢ですが(笑)、
互いに気に入ったようで今後また登場するはず。


■第16膳 お殿様がやって来た!?

大和の母親(大和京香)から八雲さんへ、
桐箱に入ってるような高級なステーキ肉が贈られてきました。
料理は大好きだけど一般庶民の八雲さんにとって「お殿様」のような食材。
ただ焼くだけなのに、やたらプレッシャーを感じながらの料理。


だけど大和はそうでもないみたい。
パクパクといつも通りに食って「量が足りないから(残りの)米をどうやって食おうか」悩んでいた(笑)。
「母が好きな店の肉でたまに買ってくる」と言っていたので、
比較的食べ慣れているというのもあるみたいだ。


大和の両親は、父親がフリーのカメラマン、母親が外資系の銀行員で、
実家の描写でもかなりいい一軒家に住んでいたから、
経済的には豊かなようです。
ただ両親とも忙しいらしく(特に母親は外国で仕事をすることが多いようで今はLAにいるらしい)、
もともとあまり子供に構えないところへ大和が野球強豪校へ入学したため、
さくらはまだしも大和にまでほとんど手が回らず、かなり気にしているようです。
それもあって八雲さんの厚意は大変ありがたいらしく、
まだきちんと挨拶にも行けてないのを気にしつつ、
お礼の一環として今回のお肉様ということみたいです。


とはいえ父親は日本に住んでいてさくらと暮らしているわけだから、
挨拶に行こうと思えば行けないこともないでしょう。
それが来ないのはちょっと非常識のそしりを受けるかもしれないが、
おそらく大和に似て、少しズボラな性格にできているせいじゃなかろうか(笑)。
たぶん帰国したらお母さんにメッチャ怒られて、
夫婦で感謝と挨拶にやってくる話がいずれ描かれるんじゃないかと思ってます(笑)。


お肉様、八雲さんは心から味わい(「これはヤバイ、肉じゃないみたい…!」という感想(笑))、
大和もフツーに味わい(豚の角煮の時の方が「うまい!」のリアクション大きかった(笑))、
さらに余った肉の脂とニンニクで八雲さんが作ってくれた
「ガーリックたっぷりチャーハン(もどき)」の山盛りでご満悦。
二人そろって満足の夕飯でした(笑)。


■第17膳 大和の苦難

今回と次回は作品タイトル詐欺回。
八雲さんの料理が出てきません(笑)。


大和は野球強豪校に特待生で入学してきた、言わば野球エリート。
そのため「天狗」にならないよう、
一年のこの時期は監督が徹底的にイジめる方針のようで、
大和は毎日これでもかというほど監督に怒鳴られ、
これでもかというほど絞られています。
その方針の是非は置いておいて、
帰宅が夜の12時近くになる日があるほど厳しく疲労困憊の毎日。
どれだけ疲れているかは、帰宅後、あれほどの腹減りが夕飯を食べる前に八雲さんにもたれて眠ってしまうほどです。


八雲さんにも練習が遅くなることは伝えていて
「そのとき(遅くなるとき)は隙見てメールするのでバン飯はいらないです」とも言ってますが、
彼女は起きて待つとのこと。
ここだけ見ると「良妻」っぽいですが、本人たちにその感覚はないようです(笑)。


大和は舐めてるわけではないけど、
普通の学校に行こうとしてたのをルイと彼女の父親が土下座して強豪校へ入れさせたくらいに、
もともと野球に強烈な情熱を傾けているわけではない。
少なくとも表面には現れていません。
だから天狗になる要素も薄いという自覚もあるせいか、
監督のシゴキ以外にも納得がいかず、ストレスがたまってもいる模様。
それに加えて目つきも悪いため、監督に不満を持っていると解されてもしまい、
そこでもまたストレスがたまるみたいだ。


だけどストレスに潰されるタイプではないだけに、
なんとかその時期も乗り越えられそうかな。
というか野球をメインにした作品じゃないから、
そっち方面にはあまり踏み込まないだろう、きっと(笑)。


■第18膳 ルイの恋愛道

子供の頃から幼なじみの同級生である大和の野球の才能を見抜き、
さほどやる気のない本人に頼み込んでまで強豪校へ入学させたルイちゃん(笑)。
将来「ワシが育てた」大和の嫁になるのが目的らしいが、八雲さんの登場に翻弄されています(笑)。


もともと大和が朴念仁で、まったくルイにそういう気を起こさないこともあり、危機感は募る一方。
ついには妊娠した八雲さんと大和が連れだって去ってしまうという夢まで見る始末。
だけどそういう夢に泣きながら跳ね起きるあたり、大和への愛情は本気みたいです。


で、「健康な年頃男子が自分のような美少女になびかない」「八雲さんには懐いている」という状況からたどり着いたのが「大和は熟女専」という結論(笑)。
28歳は妙齢というのがふさわしく、熟女まではまだずいぶんありますが、
そこは高校へ入学したばかりの15歳の視点だからな(笑)。


その結論にたどり着いたルイちゃんがすることは、大人の女になること。
最初は形からと黒髪ウィッグ(八雲さんは黒髪ロング(笑))をつけたり、
それらしいファッションに身を包むこと。
それなりに外見は大人っぽく美人になりましたが、
これが仇になり、ちょっとしつこいナンパ男につかまってピンチ。
それを偶然グローブを買いに来ていた大和が助ける…と、いささかベタな展開ではありましたが、
ほとんど変装と言っていい自分をすぐに見分けたり、
「俺のツレなんすけど」と助けてくれた大和にルイちゃんが満足したので、今回はこれでよし(笑)。


■第19膳 あなたはドッチ派?

大和へ餌づけを始めて2ヶ月、定番メニューはほとんど作ってしまった八雲さん。
何を食わせても同じようにガツガツ食べる(ツナ缶一つでご飯何杯でも平気(笑))大和なので好き嫌いの問題ないですが、
それでも作り手のこだわりとして少し献立に迷うようになりました。
この日は町中でもらったチラシからクリームシチューに決定。
隠し味の八丁味噌も買って、帰宅後、揚々と料理開始。
大和が帰宅する頃にちょうど完成。


ここでちょっとおもしろくてほほえましかったのが、
大和を出迎えた八雲さんが身構えたところ。
前回の大和が帰宅直後、八雲さんにもたれかかって眠ってしまったため、
今日も受け止めようとしたらしいですが、
最初の頃に比べると、
こういうお茶目な行為も自然にできちゃうくらい二人の関係が親密になってきていて、
それがほほえましかった。


で、八雲さん、クリームシチューを大和に出す。
それを見た大和、ちょっと「?」といぶかしげ。
「カレー?」「クリームシチューだよ」
という、互いの意思が微妙にズレた会話をしたあと、
大和は一口食べて「…なるほど!」と目からウロコが落ちたような表情で納得。
そのあとはいつも通りガツガツと食べまくる。
八雲さんもいぶかしさは残しつつ、安心していつも通りおかわりをよそいまくる。


何が二人の間で微妙にズレているのか。
ここまでで察しのいい人ならわかると思いますが、
食事を終えて自分の部屋へ帰るとき大和が感激を口にします。
「俺初めてです。あんなカレーみたいな食い方!」
八雲さんの家ではクリームシチューをご飯にかける派で、
大和の家では別々派だったというわけで(笑)。
大和はいたくお気に入りになったようで(これも珍しい)、
「新しい盛りつけ」を発明した八雲さんに感激しながら帰って行きましたが、
「クリームシチューをご飯にかけますか?」関係をネットで調べた八雲さん、
「ありえない70%」に愕然としてしまいます(笑)。


ただこれは、八雲さんの亡夫も大和と同じ反応をしていたようで、
ようやく夫の「なるほど!」の謎が解けたことはよかったようです。
亡夫の遺影にクリームシチューをかけたご飯を供えて、
「また作ってあげるからね」と、
あぐらをかきながらいたずらっぽく微笑む八雲さんで終了。


■第20膳 リミット・ブレイク!

本人は気をつけているつもりだったろうが、
大和の成長期男子の食欲に引きずられ、気づかないまま食べ過ぎていた八雲さん。
久しぶりにおそるおそる乗った体重計の数字は最大量(ワースト)更新してました(笑)。


となればするべきことはただ一つ、ダイエット。
しかも身近に体を動かすことに関しては専門家がいる。
言葉を濁して教えを請おうとするが、
察した大和は「ああダイエットすか」とデリカシーの向こう側(笑)。


とはいえ大和も笑うことなくもちろん協力。
走るのが一番という大和の提案は「まず外を走れる体型になってから」という女性理論の前に却下され(笑)、
とりあえず腕立て伏せなどの自重トレーニングから入ることになりました。


だけど普段運動などしない女性には、ただの腕立てや腹筋もハードルが高い(笑)。
いささか年齢を感じつつも、大和のコーチのもと、少しずつこなしていく八雲さん。
でもTシャツを盛り上げる胸や、首元からのぞくブラジャーは、
男子高校生にはちょっと刺激が強い(笑)。


一通り終えた後、ふと大和の体を見て「大きくなってる」ことに気づいた八雲さん。
大和いわく「二ヶ月で2キロ増えた」とのこと。
だけど増えたのは身長ではなく腹筋など「筋肉」。
トレーニングはもちろんだけど、
八雲さんが作ってくれる「メシ」の効果が大きいことを大和もわかっていて、
そんな大和の力になれてることをあらためて喜ぶ八雲さん。
だけど翌朝の筋肉痛はきつかったらしい(笑)。


■第21膳 胸騒ぎの夜

その日の大和への「餌づけ」を終えた時間、
訪ねてきたのは八雲さんの中学時代からの友人、伊南川由梨。
巻末の設定によると、漫画雑誌の編集者で、かなりバリバリで優秀らしい。
ただし、本人はガサツで酒も大好き。
この日も酔っぱらって八雲さん宅を訪れ、
その場にいた大和に「柊子がオトコ連れ込んでるー!!」と絶叫。
さらに大和の目の前で八雲さんにキス(唇にガチのヤツ)(笑)。
大和は逃げるように帰って行きました(笑)。


その後は二人で飲み。
大和への誤解(?)はすぐに解け、
彼への「餌づけ」から八雲さんの亡夫を連想。
巻末の八雲さん(と由梨)女子大生時代の四コマによると、
大学の中庭でいつも一人カロリーメイトの昼食ばかり食べていた古典教授が八雲さんの亡夫だったそうで、
それを見かねた八雲さんが弁当を持って行ったのがなれそめらしい。
大和と違って完全に文系の人だったようですが、
食べる量は彼に劣らずで、それもまた似ていたようで。
というより、それ以外は似てるところはないようですが(笑)。


しばらくして自宅のベランダで洗濯物を干していた大和は、
アルコールの火照りをさまそうとベランダに出てきていた(?)八雲さんと会います。
そこでちょっとした会話をしますが、
お酒が入って気の置けない友達との時間の影響が残っている八雲さんは、
いつもの彼女とちょっと違う。
そのことにかすかな戸惑いを感じ、
そして少し話してくれた亡くなった旦那さんのことにも心のゆらぎを感じる大和。
それを実感する前に、
ベランダへ乱入してきた由梨に「柊子のこと気にかけてやってね」と頼まれ、
心から「ウス」と応じる大和でした。


翌朝、デキる女の特徴か、
二日酔いに倒れる八雲さんがあきれる中、元気に出社してゆく由梨でおしまい(笑)。


■巻末おまけ四コマ 女子大生編

八雲さんと由梨の大学一年生時代の一コマ。
八雲さんの旧姓が「綾瀬」というのと、当時の髪は肩までの長さだったことが判明(笑)。
巻末設定で「四人の兄を持つ末っ子」で、男勝りかつ甘え上手な性格に育った由梨になにかと頼られ甘えられ、
文句を言いつつ(実は喜んで(笑))弁当を作ってきたり、
授業のノートを見せてあげたりの八雲さん。
中学高校時代から、バカ真面目にノートを取って、それを一晩貸してあげただけなのに、
毎回由梨の方が成績のいいことに理不尽さを感じつつ(笑)、
それでも「世話されたい」「世話したい」の関係から相性はバッチリの二人。
今でももしかしたら、八雲さん唯一の親友かもしれない。

この頃に見かけた「八雲教授」のバランスの悪い食事に腹を立ててた綾瀬さん(当時)。
餌づけ1号が由梨なら、2号が八雲教授だったようです。
そして今は3号。
ある意味今回が一番複雑な関係かもしれないけど、でも幸せであることが最も大事。
次巻もまた楽しみです。


■とらのあな特典 描き下ろし小冊子
「暇を持て余した未亡人(28)が男子高校生の前でニャンニャンしてしまう本」

これはもうタイトル見ただけでだいたいわかった(笑)。
道で見かけた子猫に八雲さんが語尾に「にゃー」をつけて話しかけてしまうところを大和に見られてしまうという(笑)。
「今度から(私を見かけたら)すぐに声をかけること」という約束をさせられた大和でした(笑)。

世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと
マイケ・ファン・デン・ボーム
集英社インターナショナル
2016-07-26



「世界幸福度ランキング上位13ヶ国を旅してわかったこと」(マイケ・ファン・デン・ボーム。訳:畔上司)を読んでます。
筆者が世界幸福度ランクの高い国を旅して、その土地の学者や住人にインタビューしたり、
それらを通じての印象を記している内容で、まだ半分しか読んでませんが、おもしろい。


筆者はドイツ人の女性(プロフィール見ると同い年だった(笑))で、
訪れた国々と自国(ドイツ)を比較して印象を語っていますが、
ドイツを「日本」と入れ替えると、かなり共通点が多い気がします。
もともとドイツと日本は民族性が似てるというのが持論で、
サッカーでも他の欧州ビッグリーグに比べ、
ブンデスリーガで活躍する日本人選手が多いのは、そのせいもあるのかななんて(笑)。


筆者が訪ねた国は、オーストラリア、パナマ、コスタリカ、ルクセンブルクなどもありますが、
比率としては北欧が一番多い。
一口に北欧といっても数カ国あるし、各国特徴や個性もあるけど、
総じて似てるところはあるみたいだ。
細かい内容は自分で読んでもらったり、調べてもらったりするのがいいと思うけど、
ここまで読んでみて思ったのは、
国全体としてさほど上昇志向や競争心が強くないというのがあるようです。


といって向上心がないというのと違う。
向上心の方向が、ぼくらと違うという印象。
ぼくらは「もっと上へ、もっとたくさん、もっと優れた方向へ」という感じで、
北欧は「もっと違う幸福を得た自分を、もっと自分が楽しめる方向へ」という目的で動いている感じかな。
ぼくらは「上へ、高く」、彼らは「横へ、広く」。


「そんなんじゃダメだ」という人も多いだろうし、それはそれでいいと思う。
実際、新しい何かを発見し、作り上げていく向上心もなければ、人類は停滞してしまう。
だけどそういうのが好きな人や向いてる人もいれば、それとは逆の人もいるわけだ。
競争や上昇に喜びを求める人はそっちを担当し、向いてない人は違う方向で生きていく。
そんだけのこと。
それにそういう「余裕」があるからこそ生み出されるものもたくさんある。
芸術関係などは、そうなんじゃないかな。


ぼくは自分が芸術家などと言うつもりはありませんが(苦笑い)、
でもあまり上昇志向や競争心は強くないなと、今くらいの年齢になって自覚しつつあります。
不安なくのんびり生きて、その余裕から生み出すものを世の中に発表していきたい。
その感覚が強いです。


もちろん、この本を読んだだけで「北欧はおれにとって天国だ!」と決めつけるのは早計だし、
もっと他にいろいろメリットやデメリットもあるでしょう。
なによりぼくは寒いのが苦手という、絶対の不利がある(笑)。


ただ最近、奇妙に北欧がらみのものを観たりするのも多く、
小国という存在にも興味が湧いています。
フィンランドの総人口は約500万人で福岡一県の人口と同じくらい。
東京1千300万人の半分以下です。
ぼくはこれまで無自覚ながら、大国ばかりを意識して見てきたような気がするんですが、
こういう国の生き方、存在意義、空気、そういったものを感じ取りたい気持ちになっています。


余談になりますが、ぼくが今までの人生で最も北欧に触れたのは、
「水曜どうでしょう」の「ヨーロッパリベンジ」です(笑)。
「母さああぁぁん! ぼくは今、北極圏にいまああぁぁす! 北極圏は、今日も雨でえぇぇえええぇす!」(笑) 


そしてぼくが人生で最も好きなドラマは「俺たちは天使だ!」ですが、
最も好きな「恋愛ドラマ」は「フィヨルドの恋人」です(笑)。
「あたしは自由よーーーーーー!!!」(笑)





「なぜ本を読まなければならないのか」が話題になってるみたいだ。
回答はいろいろあるようだけど、
それとは別に「必要不必要の前にとにかく本を読むのが苦手・嫌い・苦痛」という意見も多数ある。
これは本好きな人からすると、頭ではわかっても感覚ではどうしても理解しづらい。


ただこれをスポーツに置き換えると理解しやすくなる。
読書も運動も両方好きという人ももちろんいるだろうけど、
本好きは「体動かすのは嫌い・苦手・苦痛」というインドア派が多い印象があるからね。
かくいうぼくもそのクチです(苦笑い)。
もちろん「適度な運動が健康には効果的」というのは理解しているつもりですが、
実際にやろうとすると腰は重くなるし、長続きさせることも難しい。
ぼくらにとってのあの感覚なんですよね、読書が苦手という人の感覚は。


だからスポーツ嫌いの運動導入と同じく、ちょっとしたウォーキング程度の感覚で、
小学生用の小説あたりから読書に入っても全然問題ないんじゃないかと思っています。
それで慣れてくれば物足りなくなり、自然にもっと字数の多い本にも手は伸びるでしょうから。


それすら苦痛という人なら(ウォーキングも続かないってインドア人間はいくらでもいる(笑))、
新聞の400字小コラムや、ネット上で見つけた同じくらいの興味ありそうな文章を
「毎日これだけは」と決めて読むとかでもいいと思う。
コラム系なら知識を得るという意味では、より効果があるし。


ただまーねー、こんなことを書きつつ、
個人的にはあんまりそこまで「読書せな!」と押しつけたい気持ちにはならないところはあるんですよねー(苦笑い)。
というのも個人差はあるだろうけど、本をそれなりに読む人間は、
どうしても理屈っぽくて面倒くさいというか鬱陶しいというか、
そういうタイプになりやすい傾向があるから。
かくいう自分がそういうタイプだという自覚があるし(苦笑い)。
昔に比べればマシになったとは思うけど、
母親から「もうちょっと本を読ませなければよかったかも」と言われたことがあるくらいで(苦笑い)。
親戚筋でも読書好きな人はいますが、
たいてい理屈っぽくてとっつきにくいところがある(苦笑い)。


ただ、ある程度年齢を経て、処理しきれず頭でっかちになっていた知識を受け入れる器ができあがってくると、
知性に裏打ちされた豊潤な人格を醸し出してくる人もいる。
もっともこれも、さほど本を読まなくても人格を陶冶(とうや)させる人もいるし、
たくさん本を読みながら狷介(けんかい)さが消えずとっつきにくいままのない人もいるだけに、
絶対とも言い切れない。
一所懸命スポーツをやりながら、それが原因で早死にしてしまう人がいたり、
特別な運動はほとんどやらなかったけど健康に長寿を全うした人がいるようにね。


結局はその人に合った生き方が送れるかどうか、
人生の中から何を感じ、何を学び、どう活かすかということなんだろうなあとも思ってます。
読書もその経験の一つに過ぎない。
そのくらいの軽い気持ちで、興味ある本を図書館や本屋の本棚から引き出せばいいと思うよ。

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