サクラと紅茶

日常のことを書いていきます。 物書き志望でもあります。 第2回富士見ラノベ文芸賞 一次選考通過

2021年04月

去年はコロナの他に「鬼滅の刃」が猛威を振るっていたな(笑)。
ぼくは原作読んでない、アニメ二、三話観ただけ派なので直撃ではなかったですが、それでもものすごいというのは肌で感じていました。
しかしなんというか、ものすごいビッグウェーブというか暴風だったというか。
瞬間最大風速は、もしかしたらサブカル史上最大規模だったんじゃないかなあ。


誤解を恐れずに言えば、鬼滅の内容自体は他のジャンプ作品などと比べて突出しているわけではなかった。
二、三話観ただけだから他の人の評価は違うかもしれないが、ジャンプでぼくが読んでる(読んでた)「ハイキュー!!」や「僕のヒーローアカデミア」より格段に優れているとは思えない。
もちろん鬼滅自体が作品として最高峰レベルの実力を持ってるのが大前提ではあるけれど、それでもここまでのブームはなかなかあるもんじゃなかったですわ。
狙って作り出したわけではなく、わからないうちにものすごい化学変化が玉突きのように起こり、誰もコントロールできないほどのブームになっちゃったような。


あそこまでの台風はなかなかないから貴重な体験だった。
今は呪術廻戦やウマ娘がきているが、鬼滅ほどにはならないだろうしね。




前の日記で異世界ものは難しいと書きましたが、そもそもライトノベルそのものが自分には書けない(苦笑い)。
なにをもってライトノベルの定義とするかは人によって誤差はあるだろうけど、昔それっぽいものを書こうとしたことはあるんですよ。
でも必ず途中で行き詰ってしまう(苦笑い)。
ラノベ的なノリを維持できないというか、女の子を書くのが苦手というか(苦笑い)。
草原を歩いていたはずが、だんだんと草が深くなってきて、ついには身動きできなくなる感覚があるんですよね。


やはり人には得手不得手、得意分野と不得意分野がある。餅は餅屋で任せておこう。
得意分野と思い込んでるものすらうまくできないことが多々あるんだから、なおさらね(苦笑い)。


しかも今年は半世紀記念日ですよ。
30とか40になったときはどうってことなかったんですが、今年はちょっと愕然としています。
この年までこんななままとは思わなかった…(汗)


いや、自分がなんもしてないからだから当たり前だししょうがないんですが、40代のうちにさすがにもう少しどうにかなってるだろうと漠然と思っていたもので。
腹の脂肪も締まらなくなってきたしな(苦笑い)。


なんもないまま人生終わるかと怖れも感じ始めているので、せめて自己満足でいいから何か残していきたいと思っております。
重耳や百里奚みたいな人もいるからね(照)。




さすがに飽和状態で全盛期は過ぎた感があるけど、まだまだ巨大ジャンルの異世界転移モノ。
ブーム以前からちょくちょく同じテーマの作品は作られてるし、今ほどじゃないにしてもずっと続いていくジャンルになると思う。


ただ自分は書けないなーと自覚しています。
というのも今のスタイル(?)の異世界転移モノってゲームやってない人間にはムズカシイのです(苦笑い)。


ぼくはRPGをはじめゲームそのものをまったくやっていないし、ジャパニーズファンタジーも苦手でほとんど触れずにきたので、「スキル」とか「ステータス」とか「HP」とか、ゲーマーには当たり前の知識も感性もないんですよ。


たとえば野球でも「4・6・3のゲッツー」とか「ノーアウト満塁でライトフライからタッチアップ」と言えば、やる専・見る専関係なく自然とどんなプレーか情景が浮かぶと思います。
だけどまったく知らない人間だとまず説明を受けたり自分で調べて頭の中で構築しなおさなければならず、こういう人が野球マンガや野球小説を書いてもテンポも悪く、細かなところもおかしく、読みにくい内容になりかねない。
まあそれはそれで変な個性が出ておもしろいかもしれませんが(笑)、ただ苦手であまり好きでもないだけに、はた目からつまみ食い的に楽しませてもらっています。


今日公開された「40歳からラジコンできるかな?~断言しようラジコンはとてつもなく面白い!~」を読んでタイトルみたいなことを思いまして。


別に統計があるわけじゃないんですが、藤子不二雄先生とか島本和彦先生も似たようなことをおっしゃってた気がするし(Ⓐ先生は実際に作ってらっしゃるし)、実際に自分でカメラを買ったり動画を撮ったりしてるマンガ家さんもいるし、そもそも映画好きな方も多いみたいだし。


このあたりは「絵」「画」というものに強く心酔している方の共通点なのかもしれない。
自分と比べてもアレですが、ぼくは絵心やそれに類するものはほとんどないので(映画もほとんど観ない)、自主製作映画とかまったく食指が働かないんですよねー。
小説家でも映画が好きな人は多いから、あくまで個人の感性や嗜好の違いなんだろうけど。



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