キッズステーションで「ガサラキ」をやっているので、
喜々として毎日楽しんで観ています。
http://www.gasaraki.net/index.html
朝は「けものフレンズ」の再放送やってるし、なかなか充実した夏休みだ。
休みじゃないけど(苦笑い)。


ガサラキは1998年に放送していた高橋良輔監督のロボットアニメ。
いや、ロボットアニメというかなんというか…
全体的に暗く難解で、観る人は選ぶだろうけど、なかなかに味のある良作です。
ぼく自身、当時は細かいところ、深いところまではわかっておらず
(「わかった気持ちになることもできず」というのがより正確かも)、
今観てもわからないことも多いですが、
それでも20年前に観てたときと違う感覚や感性で観ることができ、
あらためておもしろさを実感しているところです。


そして当時と同じ感覚で楽しめるところももちろんある。
作中に出てくるロボット、TA(タクティカル・アーマー)は、
これまた味があってやっぱいいねえ。
惜しいのはTA同士の本格戦闘シーンが、
最終回前の一回しかなかったことなんだよなあ。
毎週ノルマで戦闘シーンを入れられるアニメではなかったけど、
もうあと一回、二回は観たかった。


声優さん的にも主人公のユウシロウが檜山修之さん。
当時、絶叫系声優として関智一さんと双璧だった檜山さんですが、
ユウシロウはとにかく寡黙。
感情表現もほとんどなく、
しゃべるときでもボソボソしゃべるというキャラなので、大変新鮮でした。

なんかキッズステーションでは「08小隊」もやるみたいだし、
いま「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」では敵役で出演なさってるし、
ぼくの中でほんのりヒヤマンブームが起こってるっぽい(笑)。


ヒロインのミハルは金月真美さん。
ぼくらの世代にとっては「ときメモ」の藤崎詩織でおなじみすぎる(笑)。
イベント行きまくったからなあ、ときメモは。
「もっと!モット!ときめき」のコールは今でもカンペキにできるぜ(笑)。


全体的にシリアスで重めの話と、
そういう雰囲気に向いている声優さんたちが集まっている「ガサラキ」。
その中で、一人異質だったムラチューこと村井中尉の丹下桜さん。
一歩間違えたら狙いすぎのキャラやキャスティングだけど、
絶妙にいい感じだったんですよね、これが。
同系列(?)ではこおろぎさとみさんもいたけど、
こおろぎさん演じる美鈴は一歩間違えるとヤンデレ化しそうな重みやあやうさがあり、
その分こおろぎさんも抑え気味の演技をしてたから、
ムラチューより作品の世界になじんでいたからな。


ムラチューは当時制作されていた角川ミニ文庫でも主人公として小説化されていたくらい、
隠れた人気(?)だった。
ぼくももちろん買いましたとも、ええ(笑)。


高山みなみさんの安宅(あたか)大尉もよかったな。
ちょっと軽くてふざけてるように見えるけど、
行動力があって面倒見がいいお姉さん。
みなみさんというとどうしても少年役や気の強いミドルティーン役が多いけど、
安宅大尉みたいなアラサー系もいい感じだから、そういう役ももっと観たいんだけどね。


ガサラキもそろそろ中盤を越えて西田さん編に入ってくるが、さてどうなるか。
じつはぼく的にはあんまし…なんですよね、西田さん編(苦笑い)。
おもしろくないことはないんだけど、なんか「流れ変わったな」感があるし(苦笑い)。
ぼくがあまり西田さんの考えに賛同してないせいもあるだろうけど、
その辺も20年ぶりに観てどう感じるか、自分自身を楽しみにしています。