ヤンマガの「蹴球賭場師(ピッチディーラー)」が来週最終回かあ。
完全に打ち切りだろうけど、作者さんや好きな人には申し訳ないが、
内容もいろいろ中途半端だったし、正直妥当かなというところはある(苦笑い)。


サッカーマンガも最近はあまりおもしろいものがないかもしれないなあ。
いや、ぼくはサッカーものに限らず、あまりマンガを読まなくなってきてるので、
ぼくの知らないおもしろいものもあるのかもしれないけど、
人気があるとされるものを試しに読んでみても、
「人気があるのはわかるけど、おれにとってはあんまりおもしろくない」というのが多いもので(苦笑い)。


これは読者と作者のサッカーに関する知識とか経験とかに、
あまり差がなくなってきてるせいもあるかもしれない。
サッカーマンガはあまり突飛な内容にするとしらけるし
(「イナズマイレブン」くらいぶっ飛べば別だが(笑))、
かといってリアルに近づけようとすればするほど「これならリアルのサッカー観てる方が楽しい」ということにもなる(苦笑い)。


そして個人的には、題材として「高校サッカー」を扱ってたら、
それだけで「もう結構です」という気持ちになるところがある(苦笑い)。
そのあたりが一番描きやすいし、読者も読みやすいというのもあるんだろうけど、
それだけにぼくの中では飽きがすごいのです(苦笑い)。


いま読んでておもしろいと感じるのは「ジャイアントキリング」と「アオアシ」かなあ。
ジャイキリはもう語るに及ばず。
Jリーグサポーターには特におもしろいし、そうでなくてもすごくおもしろい。
(ただ最近ちょっとパワーダウン気味かも…と不安にもなってるんだが(汗))


そして偶然読んでしっかりハマったのが「アオアシ」。
まずJリーグのユースを題材にした作品って珍しいし、内容的にもすごくおもしろい。
主人公を「天才」に設定するのはありがちで、ある意味とてもラクなんだけど、
その天才性の切り口も表現も独特で、読んでてワクワクする。


あと意外に重要なのが、女の子がかわいい(笑)。
性格も個性的でかわいいが、顔立ちやスタイルの描き方が作者さんのオリジナルですごくいい。
言い方が悪くなって誤解を受けるかもしれないが、
かわいいかわいいが前面に出過ぎず、適度に「崩れて」るところが抜群にいいんですよね。


ぼく的には今年の「マンガ大賞」はコレだったんだが(笑)。
いや、「響」も悪くないんだけど、アレはぼくにはいろいろ刺激が強くて敬遠してるもので(照)。


あと読んでるのは月刊マガジンの「さよなら私のクラマー」か。
すごくおもしろい、すごく好きというのではないんですが、
女子サッカーを題材にしているのが珍しくて。
いや、他の雑誌にも女子サッカーの作品があるのは知ってるんだけど、なんとなくね(笑)。
それにこの前の、一人のキャラが見せた「ドラガン・ストイコビッチ」のプレーは、
直撃世代としては鳥肌モンだったしね(笑)。
「雨のジェフ戦」といえば、どんなプレーかわかる人にはわかるはず(笑)。


あとちょっと気になってるのは、しっかり調べたこともないから実体をよく知らず、
それでいてJリーグや日本サッカーにとってとても重要な「大学サッカー」を題材にしたマンガってどこかにあるんだろうか。
大学の運動部って、高校の部活以上に、
汗くさくて上下関係がうるさくて閉鎖的で前時代的なイメージもあるけど、
今はさすがにそんなこともないだろうと、そのくらいはわかってます。
ただ実際はどんな感じなんだろうというのを、フィクションでもいいから知りたいなと。
フィクションといってもまったく取材しないわけじゃないだろうし、
元大学サッカーをやってたマンガ家さんが描くなら、よりリアリティもあるだろうしね。
「バトルスタディーズ」みたいに(笑)。


「バルスタリー」といえば、今は野球マンガの数が増えて、しかも内容がおもしろい気がするな。
ぼくも実際、サッカーより野球マンガの方をたくさん読んでる。
その辺の理由は、また今度考えよう(笑)。