よそのチームが優勝するのは不愉快ですが、Jリーグ以外のチームが優勝するのはもっと不愉快なので、消極的応援をしているACL(苦笑い)。
今年は1次リーグを鹿島しか突破できなかったのに、その鹿島が決勝まで行ってしまった。
決勝はホームでの第一戦を2-0で勝利し、アウェイでの第二戦を残すのみ。
相手はイランのペルセポリスで、あっちのホームは十万人くらい入るとか。
人数だけでなく応援も物凄いらしく、ペルセポリスはホームでACL負け知らず。
その意味ではかなり難しい試合になりそうだけど、「絶対に油断はしない」を大前提として他の要素を見れば、鹿島が圧倒的有利なんだよな。
そもそもすでに「前半90分」のホームゲームを2-0で勝利している。
勝ちはもちろん、アウェイゴールを一点も許していないのが最も大きい。
これで鹿島がテヘランでの「後半90分」中に一点でも取れば、相手は3-1で勝ってもアウェイゴールのルールで負けになる。
それが二点でも取っちゃえば4-2でも負け、絶対に5点取らないといけないわけだ。
もともと鹿島は守備的に戦うつもりだろうし、そんなチームから得点するのは厳しい。
ましてペルセポリスは「前半90分」を0-2で負けてるんだから、必ず2点は取る必要があり、前がかりにならざるを得ない。
そういうチームの後ろには必然的にスペースもできやすく、鹿島のカウンターチャンスは増えるはずで、得点も決して非現実的な話じゃない。
またホームゲームがホームチームにとって有利なことばかりとも限らない。
「絶対勝て」という「味方のプレッシャー」は必ずペルセポリスの選手にも圧力になるはず。
まして普通の試合ではなく、ACL決勝での話だ。
しかも無得点で時間だけがどんどん過ぎてゆく展開になれば、選手の焦りはますます増えていくに違いない。
まあこの辺は、あくまで鹿島にとって都合のいいことばかりを挙げてはいるけど、不利・不都合なことばかり挙げてもメンタルにいい影響はないし、両方挙げておけば釣り合いが取れて最善の心理状態で戦えるんじゃないかなと思って。
選手だけじゃなく、テレビやネットで応援する人にとってもね(笑)。
さっきも書いたけど「一瞬たりとも油断しない」「一時も気を抜かない」は絶対の大前提。
だけどこれさえ忘れなければ、早々やられることもないんじゃないかなと思ってます。
特に準決勝がとんでもない展開になったわけだし、「終わってみれば決勝よりあの試合が一番の分岐点だった」という結果になるんじゃないだろうか。
ACLに限らずカップ戦って意外とそういうことも多いから(笑)。